今シーズン、サンパウロで好調を維持するパト [写真]=Getty Images
25歳のアレシャンドレ・パトは今年、所属するサンパウロで着実に結果を出している。カンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)で8ゴール、コパ・リベルタドーレスでは3ゴールを挙げており、いずれもチームの得点頭だ。サンパウロで結果を出すことにこだわっているパトには、確固たる信念がある。それはセレソン・ブラジレイラ(ブラジル代表)への復帰と、来たる6月にチリで開催されるコパ・アメリカに出場することを念頭に置いているからだ。
パトは地元メディアのインタビューに応じた際、セレソン復帰を熱望していることを明言した。
「それはすべてのブラジル人選手にとっての夢だ。私はセレソンに戻りたいし、それを目標に日々精進している。今年のコパ・アメリカにも出場したいし、ゴールを決めたい。ただ自分がセレソンに戻れるかどうかは監督が決めることだから、今はドゥンガに“呼びたい”と思わせるようなプレイを続けることにこだわっている。素敵なチームであるサンパウロでたくさん試合に出ていっぱいゴールを決めて、セレソンに必要な選手であることをアピールしたい」
2013年10月に行われたザンビア代表との親善試合に出場したのを最後に、セレソンに招集されていないアレシャンドレ・パト。現在のドゥンガ体制では一度も招集されていないが、ドゥンガが最初にセレソンを指揮した2008年には招集された過去があり、ドゥンガもパトの能力は把握済みだ。
かつてミランのエースとして欧州を席巻したストライカーがFW不足に悩むブラジル代表の救世主となれるか注目だ。
(記事/Cartao Amarelo)