アジア進出を強めるアトレティコ…今夏に中国ツアー遠征を実施か

アトレティコ・マドリード

昨シーズンのリーガ・エスパニョーラを制覇し、市場価値を高めているアトレティコ [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードが今夏、中国で3試合のプレシーズンマッチを予定していることが明らかになった。5日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。

 同クラブのミゲル・アンヘル・ギル・マリンCEOは、中国のWEBサイト『QQ』のインタビューに応え「我々は今年の夏、中国への遠征を行う予定だ。最初の試合は7月28日に行う。さらに8月1日と4日にも試合をするつもりだ」と、今夏に予定している中国遠征の日程を明らかにした。一方で「ただし、まだ具体的な場所は決まっていないんだ」と詳細についてはまだ未定であることも言及した。

 今回の遠征を実現させた要因としては、中国の不動産大手ワンダ・グループが1月からアトレティコ・マドリードの株式20%を保有していることが挙げられる。同クラブは1月の契約以降、中国を含むアジア市場への関心を強めている模様だ。

 また同氏は、クラブによる今後の数年に渡る中国での選手育成プログラムの概要について「私達のゴールは、このワンダ・プロジェクトに参加した選手が、いつかアトレティコでプレーしてくれることであり、私はそれを達成できると思っている」と説明し、興行だけの目的ではなく、中国での選手育成を目標の一つだと明かしている。

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