先制点を喜ぶヴォルフスブルクイレブン [写真]=Bongarts/Getty Images
ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグが19日に行われ、ヴォルフスブルクとFW田中順也が所属するスポルティング・リスボンが対戦した。田中はベンチスタートとなった。
グループHを2位で突破したヴォルフスブルクは、リーグ戦でも首位バイエルンに次ぐ2位につけ、好調を維持している。一方、チャンピオンズリーグのグループGで3位に終わったS・リスボンは、舞台をELに移すこととなった。
最初に大きなチャンスを得たのはホームのヴォルフスブルク。16分、カウンターからアンドレ・シュールレが左サイドを突破すると、そのままペナルティエリア内まで持ち込み左足でシュート。しかしここはS・リスボンの守護神ルイ・パトリシオがなんとか弾き返した。
攻勢をかけるヴォルフスブルクは19分、右サイドを突破したケヴィン・デ・ブライネがグラウンダーの速いクロスを送ると、S・リスボンのパウロ・オリヴェイラのクリアがあわやオウンゴールになりかける。
一方のS・リスボンは34分、ロングボールを受けたナニが右足でシュートを放つが、ゴール左に外れてしまう。このまま両チーム得点することはなく、0-0で前半が終了した。
後半開始早々、均衡を破ったのはヴォルフスブルクだった。46分、右サイドでボールをカットしたナウドが、そのまま前線に持ち上がりラストパス。ボールを受けたバス・ドストがしっかりと決めて先制ゴールを挙げる。
勢いに乗るヴォルフスブルクは63分、右サイドでパスを受けたデ・ブライネが、相手DFとGKの間を突く絶妙なクロスを送る。ファーサイドに飛び込んだドストが、つま先で合わせて追加点を奪った。
反撃に出たいS・リスボンは、80分にフレディ・モンテーロに代えて田中を投入する。
しかしこの後、両チームとも得点することは出来ず、2-0でヴォルフスブルクが勝利した。なお、田中は80分から途中出場している。
なお、セカンドレグは26日にS・リスボンのホームで行われる。
【スコア】
ヴォルフスブルク 2-0 スポルティング・リスボン