ミランのエッシェンがエボラ熱感染の報道に怒り…「心無い報道だ」

エッシェン

エボラ熱感染の事実を否定したエッシェン [写真]=Getty Images

 日本代表MF本田圭佑が所属するミランは12日、同クラブに所属するガーナ代表MFマイケル・エッシェンがエボラ出血熱に感染したという報道を否定する声明文をクラブ公式HP上で発表し、エッシェン本人も自身のツイッター上で事実を否定するコメントを残している。

 同日、ナイジェリア紙『ニュースワイヤーNGR』は、ツイッター上でスポーツジャーナリストがつぶやいた「臨時ニュース:ガーナ代表でACミランのスター、マイケル・エッシェンがエボラ出血熱に感染し、クラブもこれを認める」という情報を元に、エッシェンのエボラ出血熱感染を報じた。

 しかし、イギリス紙『メトロ』が事実確認を行ったところ同クラブはこれを否定し、「ACミランは断固として、クラブに所属する選手に関する報道を否定します。これらの報道には全く根拠がなく、クラブ関係者は誰一人としてこの事実を認めておりません」という声明文を発表している。

 さらにエッシェン本人も自身のツイッターとインスタグラム上で「僕は調子もいいし元気だよ。インターネット上の噂は真実ではなく、僕はエボラウイルスには感染していない。明日もいつも通りトレーニングする予定だ」と感染を否定し、自身の健康状態をファンに報告した。

 エボラ出血熱による死者は4000人を超え、世界中を巻き込む深刻な問題であるにもかかわらず、虚偽の報道がされたことに対してエッシェンは「エボラウイルスは本当に深刻な問題で、ジョークのネタにするものじゃない。その記事を書いた人物はプロとして相応しくない。心無い報道だ!」とコメントし、怒りを露わにしている。

 これに対し『ニュースワイヤーNGR』は、同日エッシェンに対し「ジャーナリストの報告は明らかなデマであり、我々が行った不幸な報道について、読者と選手に対し心からお詫びする」と、謝罪文を掲載した。

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