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エボラ熱懸念…モロッコがアフリカ・ネーションズカップ開催断念か

2014.10.11

アフリカ・ネーションズカップ前回王者のナイジェリア代表 [写真]=Getty Images Sport

 モロッコサッカー連盟(FRMF)が、同国で2015年に開催が予定されているアフリカ・ネーションズカップの中止を求めていることが明らかになった。10日付の大手メディア『スカイスポーツ』が報じている。

 アフリカナンバーワンの国を争い、2年に1度開催されているアフリカ・ネーションズカップ。第30回大会は北アフリカのモロッコで、2015年1月17日から2月7日までの行われる予定だが、猛威をふるっているエボラ出血熱により、中止となる可能性が浮上してきた。

 2014年3月頃に西アフリカで爆発的な流行が起きてから現在まで、エボラ出血熱での死者は4000人を超えたとされている。リベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリアの4カ国は被害の拡大を防ぐことに努めているが、同大会はアフリカ全土からチーム、スタッフが集まり、危険性を指摘されている。

 モロッコにとっては1988年の第16回大会以来の開催だが、モロッコ政府はアフリカ大陸全体へのウイルス拡散を恐れ、同国の厚生省はアフリカサッカー連盟(CAF)に同大会中止の要望を提出したと伝えられた。

 すでにCAFも同大会の延期、中止に向かっているとされ、最悪の事態を防ごうと動いている。

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