インド移籍のFWデル・ピエロ、将来について「監督は一つの可能性」

アレッサンドロ・デル・ピエロ

将来的に監督を目指すことを示唆したデル・ピエロ [写真]=Getty Images Sport

 インド・スーパーリーグのデリー・ディナモスに所属する元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが、自身の将来についてインタビューに応えた。23日付のイタリアメディア『メディアセット』がコメントを伝えている。

 将来について問われたデル・ピエロは「これを言うのは初めてだけど、監督をやることがあると思う。それは将来的な展望で、まだ遠い未来だけどね。でも一つの可能性だよ」と将来引退した際には、監督を目指す可能性を示唆した。

 また過去に自身を指導した監督たちについて「昨年僕は、今までともに戦った監督たちが下した選択についても考えてみたんだ。その理由やニュアンスについてね。でも僕が過去に戻ったら、同じことは出来なかったと思う。理解は出来るけどね」と自身が監督になった場合、同じ選択をするかはわからないことを語っている。

 インドでの新たなキャリアについて同選手は「デリー・ディナモスのシャツとともに新たなレースを経験し、同時に新たなリーグのアンバサダーになることを提案されたんだ。すでに世界中の注目を浴びることに成功したリーグのね。僕はシドニーの後にすべての可能性を探っていた。そして今回の選択は、今までで最も新鮮な場所だね」と新設されたリーグへの挑戦が移籍の1つの決め手となったことを明かした。

 しかし、10月12日に開幕するインド・スーパーリーグは12月20日に閉幕する短いリーグで、その後の将来について「ここでのシーズンはたったの3カ月だ。これが終わったら、また荷物をまとめて新たな旅路に出るよ。どこへ向かうかはわからないけど、(現役続行を)考えているんだ」と、さらなる現役続行にも意欲をみせている。

 デル・ピエロは最後に、19年間過ごしたユヴェントスでの最後の試合、アタランタ戦でのスタジアムの様子を振り返り「ユヴェントス・スタジアムでのあの時間、無限に広がるフィールド、心の底からのファンの喝采、みんなの涙は、僕を幸せな気持ちにしてくれ、誇らしく思った。未だにあの時の気持ちを上手く表すことは出来ないんだ。あの時、改めて僕のユヴェントスでの冒険が特別だったことを証明してくれた。(クラブは)唯一の存在だよ」と、感慨深く思い出を語った。

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