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エボラ熱の影響でFIFAがアフリカ・ネーションズカップ延期の可能性も

2014.08.13

アフリカ・ネーションズカップが行われる予定のモロッコ・マラケシュのスタジアム [写真]=FIFA via Getty Images

 アフリカ・ネーションズカップは2015年1月にモロッコで開催が予定されている。しかしFIFA(国際サッカー連盟)が、西アフリカで流行しているエボラ出血熱を懸念し、同カップの延期する可能性が高いと、モロッコ紙『Al Massaa』に明らかにしている。モロッコメディア『モロッコ・ワールドニュース』が伝えた。

 現在西アフリカで流行しているエボラ熱により、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアなどで、合計1000人以上が亡くなっている。そのため、アフリカ・サッカー連盟(CAF)は、発症国での試合を懸念し、9月に同カップのグループリーグを行うギニアとシエラレオネに対して、他国での開催を指示している。

『Al Massaa』は、FIFAの声明を明らかにしており、「FIFAは、2015年アフリカ・ネーションズカップよりも、エボラ熱が発症し、それを対処している国の判断を優先する」として、今後のエボラ熱流行と、発症国の判断次第ではFIFAが延期を決断する可能性を明言。しかし、「FIFAはCAFが承認するまで、(同カップの)公式な日程を変更はしません」と、FIFAはまだ延期の決断をしたわけではないことも強調した。

 世界保健機関(WHO)は、このエボラ熱の流行に対し8日に「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」を宣言しており、今後数カ月は続くと予想。そのため、FIFAが延期を決定する可能性も低くはないとしている。

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