6月のW杯予選ではイランが敵地で韓国に勝利 [写真]=Getty Images
6日、韓国メディア『スポーツソウル』は、9月6日に国内で開催予定だった韓国代表とイラン代表との親善試合が、イラン側から開催取り消しの通知があったため、別の対戦相手を検討することになったと報じた。
同メディアは、大韓サッカー協会関係者のコメントを紹介。協会関係者は、「別のスケジュールを理由に、一方的にキャンセルを通知してきた。抗議とともに公式な文書を要求したが回答はない。互いに正式な契約をしたわけではなく、両国の会長が簡単な合意書を作成しただけなので、ペナルティを求めることは難しいだろう」と、経緯を説明している。
両国は、6月18日に韓国で行われたブラジル・ワールドカップ出場権を懸けたアジア最終予選の最終節で対戦。イランが1-0で勝利し、韓国を抜いて首位で本戦出場を決めた。同試合では、試合前から両者の舌戦が繰り広げられ、試合後には勝利を喜び、韓国ベンチに近づいたイランの選手1人が、韓国のコーチングスタッフに2度殴打され、観客席からはペットボトルなどがピッチに向かって投げ込まれたとして、イランがFIFA(国際サッカー連盟)に苦情を提出した経緯がある。9月6日の親善試合では約3カ月ぶりの再戦が予定されていた。