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2戦連続ノーゴールの韓国代表…決戦の構図は“プレスの韓国”と“パスの日本”か

韓国代表を率いるホンミョンボ監督 [写真]=Getty Images

文/吉崎エイジーニョ

 なんだかんだで、今大会に限っていえば、ちょっと似たところもある?

 28日の東アジアカップ最終戦・日韓戦に臨む韓国は、「初戦、第2戦で結果を残したメンバー」で臨む可能性が高い。その点は日本代表と似た部分になるのではないか。両国にとっての最終戦は、選手のテスト、大会のチーム成績の両方がかかる最大のヤマとなる。

 韓国はここまでの2戦をスコアレスドローで終えた。いずれもシステムは4-2-3-1。20日のオーストラリア戦は、17日までJリーグを戦ったキム・チャンス(柏)、キム・ジンス(新潟)が左右のサイドバックほか、元徳島のキム・ドンソプ(ソンナム)が1トップで先発出場。いっぽう、2列目で好プレーを見せたユン・イルロク(ソウル)、コ・ヨハン(同)を後半に交代させる一面も。テスト的な意味合いもあったゲームについて、ホン・ミョンボ監督はこう振り返った。

「結果的には0-0で引き分けたが、選手たちは(代表招集から)2日間の準備だったにもかかわらず、いい試合を見せれくれた。特に守備面でのプレスのかけ方は完璧だったと思う」

 続く中国戦では、スターティングラインナップを9人入れ替え、2戦連続のスコアドロー。ホン監督は攻撃面での課題を口にした。「攻撃時にパスのタイミングが遅かった。新しい選手が入って、組織的に難しい面があったからだろう」。

 守備面での成果はあるが、2戦連続スコアレスの状態は悩ましい、というところだ。

 こうして迎える28日の日本戦。

 ホン・ミョンボは27日の練習前に「すでに先発メンバーは頭の中で決めている」と明らかにした。

 現地メディアは、こんな見出しを打って対決を煽っている。

「韓日戦 この10年間は3勝5分3敗(フル代表) ギリギリの戦い」(フットボーリスト)

「スポータルコリア」はピッチ上での両チームのプレー内容はまったく違うものになると強調した。

「180度違う韓国と日本。キーワードは“プレス(韓国)”と“パス(日本)”」

 日本の柿谷曜一郎と韓国のハ・デソン(ソウル)の写真を注目選手として掲載した。

 また同メディアは、今回の韓国代表にJリーグ組が多い点が有利になると報じた。

「日本に慣れている…Jリーガー7人、ホン・ミョンボの力になる」 

 7名中、チョ・ヨンチョル(大宮)のみが攻撃的な選手で、ボランチのハン・グギョン(湘南)を含めた6人が守備の役割を担う。ここまで2試合で6ゴールを奪った日本の攻撃陣に対し、「Jリーグで慣れている点は有利」とした。
 
 はたしてどんな展開になるか。26日の練習前、監督のホン・ミョンボは試合前にこんな抱負も口にした。

「日本戦は常に韓国のファンの関心が高いもの。選手の立場としても、簡単なものではない。しっかり準備をして、試合に臨みたい。個人的に記憶に残っている日本戦は、93年にドーハで敗れた試合。現役時代、唯一日本に負けた試合なので。あとは98年4月に、雨の降るチャムシルで勝った試合も記憶にある。あの頃は自分自身Jリーグで相当苦労していて、その悔しい思いを試合にぶつけた記憶がある」

 当然、今大会のザック・ジャパンの試合も観たという。

「先のオーストラリア戦で11人を総入れ替えした。韓国戦に向けての準備、という一面もあると見た。攻撃面での動きは鋭い。それをどう止めて、韓国が攻めに転じるのかがポイントになる。日本の守備陣の失点が多いが、それは一瞬集中力を欠いてしまうためではないか」

 日本の攻撃―韓国の守備、という対決の構図になるだろう。いっぽうで裏の見方も興味深い。

“失点の多い日本の守備陣―ここまで2試合ノーゴールの韓国攻撃陣”

 久々のチャムシルでのゲーム。「テストしながら、勝つ」という結果を求め、両チームは対決に挑む。

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