2013.06.15

4強が出揃ったU-21…スペインとノルウェー、イタリアとオランダが激突

順当に準決勝に進出した、大会連覇を狙うスペイン代表 [写真]=Getty Images

 グループステージの戦いを終えた2013 UEFA U-21サッカー欧州選手権。勝ち残った4チームが、決勝戦への切符をかけて15日に準決勝を戦う。対戦カードは、スペインvsノルウェー、イタリアvsオランダに決まった。

 グループリーグでは3戦無失点の全勝で首位、チームの連続不敗記録を24に伸ばし、好調を維持し続けるスペイン。ノルウェーとは3カ月前に行われた親善試合でも5‐2と勝利しており相性も良く、今回の対戦でもスペインの優勢が予想される。

 今大会のスペイン代表で際立っている点の1つがチーム力だ。ジュレン・ロペテギ監督は、予選リーグで全ての選手に出場機会を与え、選手の士気を高めてチームをまとめることに成功している。FWアルバロ・モラタが、途中出場の2試合で2つの決勝ゴールを決めているのも偶然ではなく、サブ選手含めたチーム力の高さを証明した結果と言えるだろう。そしてロペテギ監督は、ノルウェーをフィジカルと戦術に優れたチームだと分析したうえで、「3カ月前とは違うチームだと考えている」と警戒し、チームを引き締めている。前回王者の奢りも彼らには無く、ノルウェーにとっては厳しい戦いが予想される。

 一方のノルウェーには日程の利がある。トール・ウーレ・スクッレルッド監督は「スペインより1日多い休みを活かして、準決勝は万全な状態で臨む」と強調。この10日間で4試合目となるスペイン代表の、疲労をつく構えのようだ。またグループ2位とは言え、いまだ無敗で、試合運びが不調でも負けない不気味さが今回のノルウェーにはある。終始攻め込まれたイタリア戦で見せたような粘り強さは、スペインにとっても脅威となるだろう。

 スペインvsノルウェー後に行われる準決勝の第2試合では、グループAで6得点1失点という盤石な仕上がりを見せ、首位で勝ち上がったイタリアと、ロシア相手に5点を奪うなど高い得点力を示したオランダが激突する。

 イタリア代表のキーマンは、MFマルコ・ヴェッラッティで間違いないだろう。A代表のMFアンドレア・ピルロの後継者とも目される若き司令塔は、予選のイタリアの出来を80点と評するとともに、オランダ戦に向けてはチームを最高の状態に仕上げる必要性を説く。そして「オランダはハイプレスを仕掛けてくるので、素早くボールを動かし裏のスペースを有効に使う」と、戦略の一部を明かした。

 対するオランダは、スペイン戦こそ大幅に先発メンバーを変えて0‐3で完敗したが、コル・ポット監督曰く「選手を休ませることを優先した」戦略であり、そこからはタイトルへのこだわりがうかがえる。オランダの恐さは、歯車がかみ合った時の得点力にある。予選3試合で8得点は、U‐21大会史上2位の記録だ。また、12名のA代表経験者を擁する彼らは、経験値という点で他のどのチームよりも高いと言えるだろう。試合終了間際の決勝点で撃ち合いを制したドイツ戦も然り、経験豊富な彼らが試合の流れをコントロールできるかどうかが勝敗のポイントになる。

 攻撃的な新生イタリアと、爆発力のオランダによる真っ向勝負に期待したい。

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