2013.05.28

ネイマール「バルサ移籍を現実のものとして理解しきれていない」

ネイマール
バルセロナ入りが決まったネイマール(中央) [写真]=足立雅史

 バルセロナでは週末、エスパニョールとのダービーも霞むほど、噂され続けてきた新戦力の獲得が話題を独占した。同クラブは26日、サントスからブラジル代表FWネイマールを5年契約で獲得することで合意に達した旨を、公式サイトで発表した。

 そのネイマールは同日、サントスでの最後の勇姿となるカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)のフラメンゴ戦に臨んだ。キックオフ直前にブラジル国歌が流された際には人目もはばからず涙を流したネイマールだが、試合後のインタビューでは自身を育ててくれたサントスへの感謝の意を表すと共に、バルセロナでの将来に大きな期待を寄せた。

「まだ喉に熱いものがこみ上げている。世界最高のクラブと契約することがどれだけ大きな意味を持つのか、現実のものとして理解しきれていない。今はただ神様に感謝している。(リオネル)メッシ、シャビ(エルナンデス)、(アンドレス)イニエスタと一緒にプレーできるのはとてつもない誇りと喜びだ。また誰よりも入団を勧めてくれた(ダニエウ)アウヴェスとチームメートになれるのも本当に嬉しい。バルセロナには素晴らしいメンバーが揃っているので、誰とプレーするにしても楽しみだ」

 ネイマール獲得に関しては、ティト・ビラノバ監督が「これは優先すべき補強だった。彼はバルセロナのプレースタイルにフィットし、フットボールを満喫できるという感触を持っている」とコメントするなど、クラブ内部や地元メディアは一様にして歓迎の姿勢を示している。

 その一方で、「本当に必要な補強なのか?」といった疑問も多く上がっており、「チームに複数のスターは不要」との哲学を常々口にしているクラブのご意見番のヨハン・クライフ氏も、「1つの船に2人の船頭はいらない」と述べるなど、大黒柱のアルゼンチン代表FWメッシがいながらのネイマール獲得に否定的な姿勢を示している。

 だが、ネイマールが自身への影響の大きさを説明したブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスは、エスパニョール戦後のインタビューで、クライフ氏の見解に異を唱えると共に、母国の後輩のバルセロナでの成功を確約した。

「ネイマールは歴史を作るためにやって来る。彼はクラブが要求することも、それに応える術も分かっている。スターなのは誰もが知る存在だからであり、実物は本当に謙虚な男だ。彼が望んでいるのはフットボールをプレーすることだけだ。クライフのことはリスペクトしているが、彼はネイマールのことを知らない。ここには2人の船頭はいないし、ネイマールは皆と同じように1選手としてチームを助けてくれるはずだ。僕らは全員で彼をサポートしていく」

 なおエスパニョール戦では、ネイマールの加入により定位置確保がいっそう厳しくなるチリ代表FWアレクシス・サンチェスおよびスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスがいずれもゴールを挙げるなど、補強による二次効果が早々に表れた結果となっている。

欧州リーグ順位表

マンチェスター・C
90pt
マンチェスター・U
74pt
リヴァプール
71pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
78pt
シャルケ
56pt
ドルトムント
54pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
83pt
アトレティコ・マドリード
72pt
レアル・マドリード
68pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
85pt
ナポリ
84pt
ローマ
67pt
欧州順位をもっと見る