2013.04.11

UEFA、人種差別に厳罰化の方針…最低10試合出場停止に

人種差別問題への厳罰化の意向を示したUEFAのインファンティーノ事務局長 [写真]=The FA via Getty Images

 UEFA(欧州サッカー連盟)は、頻発するサッカー界での人種差別問題の根絶に向けて、新しい処分の方針を示した。イギリス紙『デイリーメール』が詳細を伝えている。

 UEFAのジャンニ・インファンティーノ事務局長は、イングランドで開催されたサッカービジネス会議で、「人種差別問題の対策はすでに決定しており、5月の委員会を経て、実装されるだろう。振る舞いに対する抑止になる制裁でなければならず、個人やクラブに適応される。選手による人種差別が確認された場合、最低10試合の出場停止とする。また、試合中にファンが人種差別行為を行った場合は、当事者及びクラブに制裁が加えられる」と、厳罰をもって人種差別撤廃を目指す方針を明らかにした。

 具体的には、選手への出場停止以外に、観客席で行われたサポーターの人種差別行為が、初犯だった場合はスタジアムの部分的な閉鎖。再犯の場合は、無観客試合と5万ユーロ(約650万円)の罰金が科される。

 ヨーロッパサッカー界では近年、人種差別問題が数多く起こり、プレミアリーグでは、2011年10月に、リヴァプールのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、マンチェスター・Uのフランス代表DFパトリス・エヴラに対して試合中に差別発言をしたため、同年12月に8試合の出場停止処分を受けた。同じく2011年10月には、チェルシーの元イングランド代表DFジョン・テリーがQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)のイングランド人DFアントン・ファーディナンド(現ブルサスポル)に対する人種差別発言をしたため、2012年9月に4試合の出場停止処分を受けた。

 また、ミランの元ガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテングは、今年1月に行われた4部チームとの練習試合でスタンドからの人種差別のチャントを浴び、試合途中にロッカールームへ下がり、試合は中止となった。観客席からの人種差別チャントは数多く報告され、その都度、UEFAや各国サッカー協会から罰金などの処分が科されている。

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