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また、また、またまた粘り勝つ! クロアチア・ダリッチ監督はPKストップのGKを称賛! 「最高の状態だった」

2022.12.10

2大会連続でベスト4進出に導いたクロアチアのダリッチ監督 [写真]=Getty Images

 クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が、ブラジル代表との一戦についてコメントした。9日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 同日、クロアチアはFIFAワールドカップカタール2022準々決勝にて、ブラジルと対戦。試合はクロアチアにとって、2試合連続の延長戦に。延長前半にはネイマールに決められ、絶体絶命のピンチを迎えるも、117分に途中出場のブルーノ・ペトコヴィッチが起死回生の同点弾。日本代表との1回戦に続いてPK戦に持ち込んだ。ここで、GKドミニク・リヴァコヴィッチがまたも大活躍。1人目ロドリゴのショットを止め、日本戦から続いて4本目のPKストップ。クロアチアは4人全員が決め、最後は相手DFマルキーニョスが左ポストに当ててしまい、試合は決着した。

 試合終了後、ダリッチ監督が試合を振り返り、まずGKリヴァコヴィッチについて語った。

「彼はやるべきことをやった。最初のPKをセーブし、それが我々に自信を与えた。ブラジルにとってはまたPKをセーブされることを恐れさせ、自信を失わせることに成功した」

「彼(リヴァコヴィッチ)は試合全体を通して違いをもたらした(11セーブを記録)。ブラジルはクオリティとスピードでチャンスを作ったが、彼は最高の状態だったから、ゴールを防いだ」

 ちなみに、1度のW杯本大会で4本のPKを止めたGKは、リヴァコヴィッチで4人目。これ以前では、セルヒオ・ゴイゴエチェア(アルゼンチン)、ハラルド・シューマッハー(ドイツ)、ダニエル・スバシッチ(クロアチア)が達成している。

 また、この試合120分フル出場し、PK戦では3人目で登場したルカ・モドリッチにも言及。交代を考えていたと明かしたうえで、以下のようにコメントした。

「ルカは120分間、我々を引っ張り、チームをけん引してくれた。彼の年齢からすると、信じられないほどのプレーで、彼は疲れていなかった。リードされた時、中盤の選手を交代させようと考えていて、状態を尋ねたところ、彼はまだいけると言った。世界最高の選手の一人であることを再び示したし、彼が今それを成し遂げることが出来るのは、彼のプロフェッショナリズムだと思う。彼は素晴らしい選手であり、人間だ」

 最後に、ブラジルを破ったチーム全体も称賛した。

「これは史上最高の勝利の1つだ。素晴らしい試合だった。戦術的には、ブラジルは非常に巧みでスマートで、試合を通して主導権を握っていたが、失点しても取り返して、このクロアチア・チームが何であるかを示した。我々は偉大なファイターであり、今は準決勝に進む力がある。リラックスして回復し、試合に向けて準備したい」

 粘って、粘って、また粘り勝ったクロアチア。優勝に向けた情熱の“炎”は、まだ消えないどころか燃えさかるばかりだ。

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