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国民、古巣、ペップ…FWアルバレス、思いを背負いオランダ戦へ「ピッチ上にすべてを置いていく」

2022.12.09

オランダ戦を前に、FWアルバレスが胸中を明かす [写真]=Getty Images

 アルゼンチン代表のFWフリアン・アルバレス(マンチェスター・C/イングランド)が、9日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・準々決勝オランダ戦を前に、胸中を明かした。8日、『FIFA.com』が伝えている。

 2000年1月31日生まれのアルバレスは現在22歳。母国の名門リーベル・プレートの下部組織出身で、2018年10月にトップチームデビューを果たした。クラブ公式戦通算40得点以上を記録した同選手は、2022年夏にマンチェスター・Cへとステップアップ。ここまで公式戦19試合に出場し6ゴールを挙げている。

 2021年6月にアルゼンチン代表デビューを飾り、FIFAワールドカップカタール2022に臨む同国代表として2ゴールを挙げているアルバレス。ここまでの自身のフットボールキャリアを追憶し、古巣への思いを口にした同選手は「16歳で入団して以来、クラブには本当にお世話になったんだ。すべてのコーチやクラブを支える人たちが、僕に多くの価値観を与えてくれたよ。リーベル・プレートがあったからこそ、人間的にも成長できたし、今ここにいるのだと思う」と告白。続けて「彼らは信じて、託して、応援し続けてくれている。たくさんの愛情を受け取っているから、僕も彼らにたくさんの幸せを与えるために、ピッチ上にすべてを置いていくつもりだ」と胸中を明かした。

 また準々決勝を前に、所属クラブのジョゼップ・グアルディオラ監督との一幕を思い返したアルバレスは「マンチェスターに着いた最初の日のことだ。ポルトガルの選手たちとロドリ、そしてペップがワールドカップと優勝候補について話し合っていた。ポルトガル、他のヨーロッパのチーム、ブラジルのことをね。するとペップが、到着したばかりであまり話に加われていなかった僕だけど、アルゼンチンにはいい選手が揃っていると言ってくれた」と語っている。

 最後に、アルバレスは「相手には素晴らしい選手がいること、オランダが偉大なチームであることは承知しているけど、自分たちの武器とこれまでやってきたことを発揮すれば、準決勝に進むための素晴らしい試合ができるだろう」と披瀝。さらに「もちろん夢は常にあり、すべてを達成したいと思っているけど、いつも言っているように一歩一歩だ。難しい試合になるはずだがら、準決勝に進出し、世界の4強の一角に食い込むことができれば、チームとして、そして国として、とても重要な意味を持つことになる」とベスト4進出に向けて意気込みを示した。

 アルゼンチン国民、“古巣”リーベル・プレート、そしてグアルディオラ監督の思いに応えるべく、アルバレスは準々決勝オランダ戦に挑む。

By サッカーキング編集部

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