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終了間際に追いつかれ…交代カードを切らなかったイングランド指揮官の真意は?

2021.09.09

イングランドのガレス・サウスゲート監督 [写真]=Getty Images

 イングランド代表の指揮を執るガレス・サウスゲート監督が、8日に行われたワールドカップカタール2022欧州予選第6節ポーランド戦後にコメントした。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 イングランド代表は72分にFWハリー・ケインのゴールで先制すると、選手交代のカードを切らずに1点リードの逃げ切りを狙う。しかし90+2分、ポーランドのMFダミアン・シマヌスキが1点を返して土壇場で同点に。1-1で試合は終了し、イングランドは欧州予選で初めて勝ち点を落とすこととなった。

 サウスゲート監督は「我々はいいプレーをしていたし、主導権を握っていた」と振り返る。「あのような時間に、交代要員として入るのは簡単ではなく、そのせいで選手たちを引き離してしまうことになるだろう」と1枚も交代カードを切らなかった理由を明かした。

「我々は完全にコントロールしていたし、何の問題もなかった。なぜそれを中断しなければならないんだ?」

 EURO2020でも、サウスゲート監督には選手の起用法や交代選手の使い方に批判が集まっていた。試合のラスト数分では交代カードを切るつもりだったことを認めた上で、「(ポーランド)のゴールが決まった時、時間を追加することになるから意味がないと思った」と続け、土壇場の同点弾によってプランが変更されたことを認めた。

 イングランド代表は欧州予選で6試合を終えて5勝1分け。初めて勝ち点を落としたものの、2位のアルバニアとは勝ち点差4をつけていて、依然として首位を独走していることには変わりない。イングランド代表は10月にアンドラ代表、ハンガリー代表と対戦する予定となっている。

By サッカーキング編集部

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