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クロアチアがピンチ? W杯過去3大会の準優勝国との“共通点”とは

2018.07.13

クロアチアの守護神・スバシッチ [写真]=TF-Images/Getty Images

 2018 FIFAワールドカップ ロシアは、15日にフランス代表とクロアチア代表による決勝を迎える。決勝にまつわる“とあるジンクス”を、『ESPN』のイギリス版が12日付で伝えた。

 そのジンクスとは、「過去3大会の決勝で敗れたチームは、いずれもGKがモナコ在籍経験を持つ選手だった」というものである。今大会でクロアチアの守護神を務めているのがモナコ所属のGKダニエル・スバシッチであり、このジンクスが4大会連続にまで伸びる可能性が出てきたため、注目を浴びている。

 2006年・ドイツ大会では、フランスのGKファビアン・バルデズが決勝のピッチに立った。同選手は1995年から2000年までモナコに在籍。大会当時はマルセイユに所属していた。そしてこの試合、フランスはイタリア代表に敗れ、優勝を逃した。

 2010年の南アフリカ大会では、オランダ代表のGKマールテン・ステケレンブルフが決勝でゴールマウスを託された。同選手は大会当時アヤックスに所属していたが、その後2014-15シーズンにモナコへレンタル移籍している。なお、モナコではスバシッチの牙城を崩せず、リーグ戦は1試合の出場に終わった。この大会でオランダも決勝でスペイン代表に敗れ、準優勝となっている。

 2014年・ブラジル大会、決勝へ進んだアルゼンチン代表のGKはセルヒオ・ロメロ。同選手は2013-14シーズンにモナコへレンタル移籍しており、そこからブラジル大会に臨んだ。やはりこの大会でもアルゼンチンが決勝でドイツ代表に敗れ、準優勝に終わった。なお、ロメロもステケレンブルフと同じくスバシッチからポジションを奪えず、W杯終了後に退団。入れ替わりでステケレンブルフがモナコ入りしている。

 そして、ロシアW杯。初の決勝進出を果たしたクロアチアのゴールマウス守るのはモナコでも守護神を務めるスバシッチだ。2012年から現在に至るまでモナコに所属しており、仮にクロアチアが敗れるとこのジンクスが4大会連続にまで伸びることとなる。

 スバシッチ擁するクロアチアはこの不吉なジンクスを打ち破り、初優勝を飾ることができるだろうか。決勝は15日18時(日本時間16日0時)にキックオフを迎える。

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