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枠内シュート0でも信頼は変わらず…デシャン監督「我々はジルーを必要としている」

2018.07.07

フランス代表のレギュラーとしてプレーしているジルー [写真]=NurPhoto via Getty Images

 フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、同代表FWオリヴィエ・ジルー(チェルシー)を擁護している。イギリスメディア『BBC』が、6日付で報じた。

 2018 FIFA ワールドカップ ロシアにおいて、ジルーはフランス代表がこれまで戦ってきた5試合全てに出場。グループステージ第2戦のペルー代表戦以降は先発メンバーとして出場を続けているが、合計380分間に出場して得点はおろか、枠内シュートもゼロという状態に陥っている。

 しかし、デシャン監督は以下のようにコメントしてジルーを擁護。FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)とFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)をサポートする役割を献身的にこなす同選手のことを高く評価し、チームにとって不可欠な存在だとしている。

「彼は他の選手たちのように華麗なスタイルを持ってはいないかもしれないが、チームは全ての試合で彼のことを必要としている。たとえ得点を決めていなくとも、彼は我々のために多くのことを行ってくれるからね」

「オリヴィエは我々のチーム、そしてプレースタイルの双方において重要な選手だ。アルゼンチン代表戦で彼はムバッペの得点をアシストした。我々はこういったサポートを必要としているんだ」

「もちろん、彼が得点を決められればそれは良いことだ。しかし、彼は常に我々のために重要な役割を担ってきた。彼はいつだって非常に寛大で、ハードワークを行うことに関して不平を言うこともない。彼は攻撃だけではなく、守備面でも役立つ存在なんだ」

「彼はチームのバランスを取るために多くのことを行い、周囲の選手たちは彼の存在によって恩恵を受ける。なぜなら、彼は相手のディフェンダーたちの注意を引き付けてくれるのだからね」

 同メディアはデシャン監督がフランス代表の主将を務めた1998年大会でFWとして主力を務め、268分間の出場でノーゴールに終わりながら母国のW杯初制覇に貢献したステファン・ギバルシュ氏とジルーの成績を比較する表を作成。「ジルーは新たなギバルシュではないか?」という題をつけている。選手と監督という2つの立場で頂点を狙うデシャン監督にとって、ジルーはかつてのチームメイトと同じように、縁の下の力持ちとして母国に栄冠をもたらす存在となるのだろうか。

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