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日本に立ちはだかる史上最強の赤い悪魔…核は個性豊かな“1トップ2シャドー”

ベルギー代表が誇る“史上最強”と称される攻撃陣とは [写真]=Getty Images

 ついに決勝トーナメントの幕が上がった2018 FIFAワールドカップ ロシア。大注目の日本代表は前評判を覆し、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たした。1回戦で相対するのは“赤い悪魔”こと欧州の強豪、ベルギー代表。日本とベルギーが直近で対戦したのは、昨年11月の欧州遠征。その試合は日本が0-1で敗れているが、過去5回の対戦で、2勝2分1敗と日本が勝ち越している。しかし、今大会のベルギーはイングランド・プレミアリーグを中心に海外リーグで活躍するタレントを擁し「史上最強」と言われている。

史上最強チームの核は破壊力抜群の1トップ2シャドー

 チームの核となるのは、圧倒的な攻撃力を誇る個性豊かなアタッカー陣だ。ベルギーは3-4-2-1を基本フォーメーションとしている。中でも前線の3枚、いわゆる“1トップ2シャドー”に位置する選手たちは、パワー、テクニック、スピード、シュート力とどれを取っても一級品。ポジションチェンジも自由自在で、常に相手DFの予測を上回る攻撃を繰り出してくる。今大会のグループステージでは、出場国最多の計9得点をマーク。驚異的な破壊力を余すことなく見せつけている。

写真=ゲッティイメージズ

ロメル・ルカク(マンチェスター・U/イングランド)


2017-18シーズン 34試合・16得点
ベルギーの1トップに君臨する超人FW。2011年からプレミアリーグでプレーすると、昨シーズンまでに計100ゴールを積み重ねた。恵まれた体格を生かしたパワープレーとシュート力が最大の武器。代表でもアザール、デ・ブライネらの強力なサポートを得て、ゴールを量産している。今大会はグループステージ2試合で4得点を記録し、得点王候補の1人に数えられている。

エデン・アザール(チェルシー/イングランド)


2017-18シーズン 34試合・12得点
チェルシー、ベルギー代表で10番を背負う快足ドリブラー。巧みなテクニックと加速力を駆使した緩急自在のドリブル突破は破壊力抜群で、少しでもスペースを与えるとあっという間にゴールを陥れてしまう。これまで、2度のリーグ制覇などチームタイトルに加え、プレミアリーグ年間MVPなど個人タイトルも獲得してきた。代表初タイトルを目指す今大会では、負傷中のヴァンサン・コンパニに代わりゲームキャプテンを務めている。

ドリース・メルテンス(ナポリ/イタリア)


2017-18シーズン 38試合・18得点
所属するナポリでは、2016年からチーム事情でセンターフォワードを任されると才能が一気に開花。ウイングタイプの選手だったにもかかわらず、2016-17シーズンに28得点を記録すると、昨シーズンも18得点を挙げ、チームのスクデット争いの原動力となった。代表では、センターフォワード、シャドー、両サイドハーフと多種多様な起用が可能で、得点、チャンスメイクともに十二分な働きを見せる。今大会ではチームのファーストゴールを決めている。

ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C/イングランド)


2017-18シーズン 36試合・8得点
左右両足から繰り出される多彩なキックは、パス、クロス、シュートとどれを取っても精度抜群。セットプレーのキッカーを務め、あらゆる角度からチャンスを演出する司令塔。昨シーズンは16アシストを記録し、プレミアリーグの最優秀プレーメーカー賞を受賞。マンチェスター・Cのリーグ優勝に貢献した。現在はボランチを務めるが、シャドーやサイドハーフとしてもプレーでき、状況に応じたポジショニングで攻撃陣を牽引する。

トルガン・アザール(ボルシアMG/ドイツ)


2017-18 34試合・10得点
兄のエデンと同じく、スピードとテクニックを駆使したドリブルが最大の魅力。ボルシアMGでは10番を背負う。昨シーズンはキャリア初のリーグ戦2桁得点を記録。代表ではベンチからのスタートとなるが、攻撃的なチームスタイルのベルギーにおいて、重要なオプションとなる存在だ。

ミシー・バチュアイ(ドルトムント/ドイツ)


2017-18シーズン
チェルシー 12試合・2得点
ドルトムント 10試合・7得点
※2018年1月ドルトムントにレンタル加入
チェルシーでは出場機会に恵まれずドルトムントにレンタル移籍すると、すぐにフィット。デビュー戦でいきなり2ゴール・1アシストの活躍を見せると、10試合7得点を記録。レンタル移籍1年目からチームに欠かせない存在になった。テクニック、スピード、シュート力を武器にゴールを狙う。

圧倒的な攻撃力で欧州予選を無敗で突破…GSも全勝で約2年間無敗継続

 2014年ブラジルW杯、EURO2016はいずれもベスト8で敗退。優勝候補に挙げられながらも、母国の期待には応えられなかった。それでも、圧倒的な力で欧州予選を突破すると、FIFAランキング3位で迎えた今大会では、イングランドと同組のグループステージを3連勝で首位通過。2016年9月のスペイン戦以来、約2年間無敗を続け日本戦を迎えようとしている。1986年メキシコW杯に記録した最高順位(4位)を超えて、悲願のナショナルタイトル獲得へ。ベルギーの視界は良好と言えるだろう。

《ロシアW杯欧州予選》

※得点者はベルギー代表のみ記載

○ベルギー 3-0 キプロス
(得点:ルカク×2、カラスコ)

○ベルギー 4-0 ボスニアヘルツェゴビナ
(得点:OG、E・アザール、アルデルヴァイレルト、ルカク)

○ベルギー 6-0 ジブラルタル
(得点:ベンテケ×3、ヴィツェル、メルテンス、E・アザール)

○ベルギー 6-0 エストニア
(得点:ムニエ、メルテンス×2、E・アザール、カラスコ、OG、ルカク×2)

△ベルギー 1-1 ギリシャ
(得点:ルカク)

○ベルギー 2-0 エストニア
(得点:メルテンス、シャドリ)

○ベルギー 9-0 ジブラルタル
(得点:メルテンス、ムニエ×3、ルカク×2、ヴィツェル、E・アザール)

○ベルギー 2-1 ギリシャ
(得点:フェルトンゲン、ルカク)

○ベルギー 4-3 ボスニアヘルツェゴビナ
(得点:ムニエ、バチュアイ、ヴェルトンゲン、カラスコ)

○ベルギー 4-0 キプロス
(得点:E・アザール×2、T・アザール、ルカク)

欧州予選成績:10試合9勝1分0敗43得点6失点

《ロシアW杯グループステージ》

※得点者はベルギー代表のみ記載

○ベルギー 3-0 パナマ
(得点:メルテンス、ルカク×2)

○ベルギー 5-2 チュニジア
(得点:E・アザール×2、ルカク×2、バチュアイ)

○ベルギー 1-0 イングランド
(得点:ヤヌザイ)

グループステージ成績:3試合3勝0敗9得点2失点

ベルギー代表選手名鑑

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