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日本代表の第2戦の相手、セネガル代表について知っておきたい10のこと

2018.06.24

ポーランド戦のセネガル代表のスターティングメンバー [写真]=Getty Images

 2018 FIFAワールドカップ ロシアのグループステージ第2戦で、日本代表とセネガル代表が対戦する。19日に行われた第1戦では、白星を飾った両チーム。勝てば決勝トーナメント進出が大きく近づく。運命の一戦を前に、今回はセネガル代表にまつわる10のトリビアを紹介する。

1.W杯出場は日韓大会以来
W杯に出場するのは、2002年の日韓大会以来、16年ぶり2回目のこと。前回出場時は、開幕戦で王者フランスに1-0の完封勝利を飾り、世界中に衝撃を与えた。続くデンマーク、ウルグアイとの試合を引き分けに持ち込んでアフリカ勢唯一の決勝トーナメント進出を果たすと、1回戦でスウェーデンを破ってベスト8入り。準々決勝でトルコに敗れたものの、強烈なインパクトを残した。

2.“おもてなしの心”を持つ代表チーム
代表チームの愛称は、「テランガのライオンたち」。テランガには「親切にもてなす」という意味がある。ライオンは同国サッカー協会のシンボルマークであり、W杯初出場を決めた選手たちが尊敬の意味を込めてこう呼ばれるようになったという。

3.監督は元主将で、今大会最年少指揮官
チームを率いるのは、セネガル人のアリュー・シセ監督。日韓大会では代表キャプテンを務め、守備の要を担った。現役引退後、U-23代表のアシスタントと監督を経て、2015年にA代表の指揮官に就任すると、2002年以降、3大会連続で逃していたW杯出場権を母国にもたらした。なお監督としては、今大会最年少の42歳。また32チーム中、唯一の黒人監督となる。

セネガル代表のアリュー・シセ監督 [写真]=Getty Images

4.“国内組”はゼロ
ロシアW杯のメンバー23名全員が海外でプレーしている。“国内組”が一人もいないのは、出場32カ国中、スウェーデンとセネガルの2カ国だけだ。なお、各選手の所属クラブ(*W杯開幕時)をリーグ別に分類すると、フランスとイングランドが最多7名、次いでイタリアが3名、ベルギーとトルコが2名、そしてドイツとギニアが1名と続く。

5.国外出身者が多数
チームには、“セネガル生まれではない”選手たちが何人もいる。GKアブドゥライェ・ディアロ、最終ラインのリーダーを務めるDFカリドゥ・クリバリ、初戦のポーランド戦で決勝点を奪ったFWエムバイェ・ニアンら、8名がフランス生まれ。FWケイタ・バルデに至っては、スペインのカタルーニャ州ジローナの出身である。またクリバリを筆頭に、年代別代表ではフランス代表を、A代表では自身のルーツであるセネガル代表を選択した選手も少なくない。

6.ラマダンは回避か
セネガル国民の9割以上はイスラム教徒。シセ監督をはじめ、代表選手の何人かもイスラム教を信仰している。今月14日までは、日中に飲食ができないラマダン期だったため、コンディション面に不安を抱えていたが、地元メディアなどによると、今回に限っては絶食を控えることにしたという。信仰と健康のバランスを保つ必要があるため、プロのアスリートはラマダンの時期をずらすことが許されている。

7.最近11試合でわずか1敗
親善試合を含めて、最近戦った11試合でわずか1敗しか喫していない(6勝4分け1敗)。唯一の敗戦は、今大会開幕直前に行われたクロアチア戦で1-2と敗れたもの。高い身体能力を駆使したスピーディーな攻撃が注目されているが、この間、7試合で無失点を達成するなど守備も堅い。

8.アフリカ勢、唯一の白星スタート
今大会、アフリカ勢は苦戦が続いている。参加5カ国のうち、初戦で勝利を挙げたのはセネガルだけ。エジプト、モロッコ、チュニジア、ナイジェリアのその他4カ国は黒星スタートとなり、23日までにエジプト、モロッコの2カ国はグループステージ敗退が決定している。アフリカ大陸すべての誇りをかけて日本戦に臨む。

9.“元チームメイト”がたくさん
セネガルには、日本の選手と縁のあるプレーヤーが少なくない。FWサディオ・マネは2014年から2年間にわたってサウサンプトンに在籍しており、吉田麻也の元同僚になる。DFサリフ・サネとFWマメ・ビラム・ディウフも、酒井宏樹のハノーファー時代の元チームメイト。ニアンは本田圭佑のミラン時代の同僚で、ツーショット写真をSNSに投稿するなど気心の知れた仲だった。ちなみに、DFムサ・ワゲはベルギーのオイペンに所属するFW豊川雄太の現チームメイトになる。

吉田の友人であり、セネガル代表の最速エースであり、主将でもあるサディオ・マネ [写真]=Getty Images

10.最速プレーヤーは?
セネガルはアフリカのチームの中でも特に組織的と言われるが、それでも圧倒的な身体能力とスピードは特筆すべきものだ。国際サッカー連盟(FIFA)が公開しているデータによると、ロシアW杯の第1戦で最も速かったセネガルの選手はニアンで、時速32.62kmを記録。ちなみに、コロンビア戦の日本の最速プレーヤーは原口元気で時速32.18kmだった。ただ上には上がいて、マネは所属先のリヴァプールで時速34.84kmを叩き出し、プレミアリーグで4番目に速いスピードを誇ると紹介された。

(記事/Footmedia)

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