FOLLOW US

今からでも間に合う! ロシアW杯を楽しむための10のデータを紹介

2018.06.14

2018 FIFAワールドカップ ロシアのトロフィー [写真]=Getty Images

 14日にいよいよ開幕する2018 FIFAワールドカップ ロシア。ただし、出場32カ国、登録メンバー736名の情報をまだ把握しきれていないという人も多いはず。そこで今回は、イギリスメディア『BBC』やスペイン紙『マルカ』、大手メディア『FOX SPORTS』が紹介する各データをまとめて紹介する。

1.史上3人目の5大会連続出場なるか

ラファエル・マルケス

ラファエル・マルケス [写真]=Getty Images

 全登録メンバーのうち、2002年の日韓W杯に出場した経験を持つのは、メキシコ代表MFラファエル・マルケスのみ。同選手は過去4大会連続でW杯に出場しており、今大会の試合で1分でもプレーすれば、元メキシコ代表GKアントニオ・カルバハル、元ドイツ代表MFローター・マテウスと並んで、5大会連続のW杯でのプレーを実現することになる。

 なお、マルケスはW杯過去4大会で16試合に出場。これはアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノと同じ記録で、今大会の登録メンバーのなかで最多記録になる。

注:元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは5大会連続でW杯メンバーに選出されたが、1998年フランス大会では出場機会がなかったため、連続出場は“4大会”になる。

2.W杯史上最年長プレーヤーの誕生なるか

エッサム・エル・ハダリ、ダニエル・アルザニー

最年長の(左)エル・ハダリと最年少の(右)アルザニー [写真]=Getty Images

 今大会の最年長選手は、エジプト代表GKエッサム・エル・ハダリで45歳。1973年1月15日生まれの同選手は、出場すれば元コロンビア代表GKファリド・モンドラゴン氏が前回ブラジル大会の日本戦で達成した43歳3日の歴代記録を更新する。なお、セネガル代表のアリュー・シセ監督(42歳)、セルビア代表のムラデン・クルスタイッチ監督(44歳)、ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督(44歳)の3人の指揮官は、エル・ハダリよりも“年下”だ。

 一方、最年少選手はオーストラリア代表FWダニエル・アルザニーで、1999年生まれの19歳。今大会は、2000年以降に生まれた選手が一人もいない。

3.“先輩”が持つW杯記録の更新なるか

トーマス・ミュラー

トーマス・ミュラー [写真]=Getty Images

 ドイツ代表FWトーマス・ミュラーは、W杯過去2大会で10得点をマーク。今大会で6ゴールを奪うことができれば、同国の先輩であるミロスラフ・クローゼ氏が持つW杯歴代最多得点記録に並ぶ。2010年の南アフリカ大会と前回ブラジル大会ではそれぞれ5ゴールを奪っており、新記録達成も決して不可能ではない。

4.最も背が高い選手/最も小柄な選手

ロヴレ・カリニッチ、ヤニク・ヴェステルゴーア、ヤヒア・アル・シェフリ、ジェルダン・シャチリ

(左上)カリニッチ、(右上)ヴェステルゴーア、(左下)アル・シェフリ、(右下)シャチリ [写真]=Getty Images

 全登録選手のうち身長が最も高いのは、クロアチア代表GKロヴレ・カリニッチで201センチ。わずか“1センチ差”で続くのが、デンマーク代表DFヤニク・ヴェステルゴーア。同選手がフィールドプレーヤーでは最も高い身長を誇り、2メートル超えの選手はこの2人だけとなった。一方、最も小柄な選手はサウジアラビア代表MFヤヒア・アル・シェフリとスイス代表MFジェルダン・シャチリで165センチになる。

5.最も体重が軽いのは日本代表のあの選手

乾貴士、ロマン・トーレス

最軽量の(左)乾と最重量の(右)R・トーレス [写真]=Getty Images

 全登録選手のうち体重が最も軽かったのが、日本代表MF乾貴士。初のW杯メンバー入りを果たした同選手は、メキシコ代表MFハビエル・アキーノやモロッコ代表MFムバラク・ブスファと並ぶ「59キログラム」となっている。一方、最重量プレーヤーはパナマ代表DFロマン・トーレスで「99キログラム」。その差は実に40キログラムとなる。

6.“海外組ゼロ”はあの代表チーム

イングランド代表

イングランド代表 [写真]=Getty Images

 ロシアW杯に出場する32カ国のうち、“海外組”が一人もいない唯一の代表チームとなったのがイングランドだ。同代表は、23名全員がプレミアリーグに所属する選手たちで構成されている。チームを率いるのもイングランド出身のギャレス・サウスゲイト監督であり、まさに「オール・イングランド」と呼べる陣容だ。

 なお、全登録メンバーを所属リーグ別に分類しても、プレミアリーグでプレーする選手が最多数を記録。クラブ別でも、マンチェスター・Cが最多16選手を数えた。一方、23名全員が“海外組”で構成されているのは、スウェーデンとセネガルの2カ国だった。

7.代表監督を最も輩出している国は?

ホセ・ペケルマン、リカルド・ガレカ、ホルヘ・サンパオリ、エクトル・クーペル、フアン・アントニオ・ピッツィ

(左上)ペケルマン監督、(左下)ガレカ監督、(中央)サンパオリ監督、(右上)クーペル監督、(右下)ピッツィ監督 [写真]=Getty Images

 今大会、最も多くの代表監督を輩出している国はアルゼンチン。同国代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督を筆頭に、ホセ・ペケルマン監督(コロンビア代表)、リカルド・ガレカ監督(ペルー代表)、エクトル・クーペル監督(エジプト代表)、フアン・アントニオ・ピッツィ監督(サウジアラビア代表)の5人がアルゼンチン出身となっている。なお、“外国人監督”が代表チームを指揮しているのは、出場32カ国のうち12カ国のみ。全体の37.5パーセントとなっている。

8.移動距離が最も長い/短いのは?

エジプト代表

エジプト代表 [写真]=Getty Images

 今回のW杯は世界最大の国土を持つロシアで開催されるとあって、移動距離も尋常ではない。ベースキャンプ地からグループステージ3試合の各試合会場までの往復距離を合計すると、エジプト代表が9131キロメートルと最も長い。これは、東京からオランダのアムステルダムまでの直線距離とほぼ同じ。

 一方、移動距離が最も短いのはコロンビア代表で約1200キロメートル。東京から那覇までの距離が約1500キロメートルであることから、いかに少ない移動であるか分かるだろう。なお、日本代表の移動距離は約3700キロメートル。東京からベトナムのハノイまでの距離とほぼ同じだ。

9.PK戦の最強国/最弱国は?

ドイツ代表

2006年ドイツW杯でアルゼンチン代表にPK戦で勝利したドイツ代表 [写真]=Getty Images

 W杯の長い歴史の中で様々なドラマを生み出してきたPK戦。最も得意としているのはドイツで、過去4度あったPK戦で全て勝利を収めている。勝率100パーセントというだけでなく、過去18本中17本成功(94.4パーセント)と、世界一の勝負強さを誇っている。一方、複数回のPK戦を戦った国で、最も成果を挙げられなかったのは“PK弱小国”としてお馴染みのイングランド。過去3戦3敗と一度も勝ったことがない。

イングランド代表

2006年ドイツW杯でポルトガル代表に敗れたイングランド代表 [写真]=Getty Images

 なお、国際サッカー連盟(FIFA)がワールドカップにPK戦を導入したのは1978年大会から。初めてのPK戦は、1982年大会の西ドイツ対フランス(5-4で西ドイツ勝利)だった。以来、2014年のブラジル大会までに、26回のPK戦が行われており、ロシア大会でも11メートルの戦いからは目が離せない。

10.ブックメーカーが予想する優勝国/得点王は?
 英国大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』が予想する今大会の優勝国と得点王のオッズは以下のとおり。(日本時間14日正午時点。倍率が低いほど、達成の確率が高いことを示す)

<優勝国>
1位 5倍 ブラジル
2位 5.5倍 ドイツ
3位 6.5倍 フランス
4位 7倍 スペイン
5位 10倍 アルゼンチン
6位 12倍 ベルギー
7位 17倍 イングランド
8位 26倍 ポルトガル、ウルグアイ
10位 29倍 クロアチア
*日本代表は251倍。アイスランドと並ぶ23位タイ。

ブラジル代表

ブラジル代表 [写真]=Getty Images

<得点王>
1位 9倍 ネイマール(ブラジル)
2位 10倍 アントワーヌ・グリーズマン(フランス)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)
4位 15倍 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)、ティモ・ヴェルナー(ドイツ)
6位 17倍 ガブリエル・ジェズス(ブラジル)、ハリー・ケイン(イングランド)、ロメル・ルカク(ベルギー)
9位 21倍 エディンソン・カバーニ(ウルグアイ)
10位 23倍 ルイス・スアレス(ウルグアイ)
*日本代表のトップは、MF香川真司で101倍。

ネイマール

ネイマール [写真]=Getty Images

(記事/Footmedia)

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO