バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、負傷離脱が続く自身の状態についてコメント。残りわずかとなった今シーズンの公式戦出場や、2018 FIFAワールドカップ ロシア参加についての心境を明かした。ドイツ誌『Kicker』日本語版が9日に報じている。
ノイアーは昨年9月18日のトレーニングで左足の中足骨を骨折。以後は離脱が続いている。先月5日にはボールを使ったトレーニングを再開したが、実戦復帰は果たせていない。
報道によると、ノイアーは8日に自身の状態に対する考え方についてコメント。「実戦に復帰せずにW杯に出場することは想像できない」と語り、復帰時期については「特に見通しは立っていない」と明かした。
「日々の改善を目指し、そしてできるだけ早く回復するために取り組んでいる。進展自体は、これまでとても良い形できてはいるんだ」
バイエルンに残された今シーズンの公式戦は2試合のみ。すでに優勝を決めているブンデスリーガ最終節は12日(シュトゥットガルト戦)、そして19日に行われるDFBポカール決勝のフランクフルト戦を控えている。
「土曜日(12日)に出場するかどうかは、僕だけで決められる問題ではない。良い感覚は持てているけど、でも今はまだ火曜日だからね。まだそこまで考えていないよ。練習を良い感じでこなせてはいるけどね。ただ、ポカール決勝に出場することについては、全く考えにはない」
「医療スタッフとの意見交換はとてもいいもの、信頼を置いているよ。ここまではとても良い感じで来れている。僕にとって重要なことは、議論によって落ち着きを失わないようにすること。自分、チーム、そしてこのサッカー大国のために、正しい判断を下さなくてはならないと思っているんだ。どういう結果になるかは、見てみることになるよ。(ユアヒム)レーヴ代表監督にはしっかりとコンタクトをとっている。ただ、ワールドカップへの参加については、今はなんとも言えないね」
仮にバイエルンでの公式戦復帰を果たせなかった場合でも、ドイツ代表で実戦経験を積むチャンスはある。代表メンバー発表直前に行われる2つのテストマッチ(6月2日のオーストリア代表戦、8日に行われるサウジアラビア代表戦)だ。
「実戦経験なしでワールドカップに参加できるとは、僕には思えないよ」と語ったノイアー。今後の動向に注目だ。