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マネの凄さってなに? 日本代表が対戦するセネガル代表エースの「3つの特徴」

2018.04.24

セネガル代表のエースに君臨するマネ [写真]=Icon Sport/Getty Images

 2018 FIFAワールドカップロシアで日本代表が対戦するセネガル代表には、リヴァプールで活躍するFWサディオ・マネがいる。エジプト代表FWモハメド・サラーの活躍に隠れがちだが、今シーズンのプレミアリーグで2桁得点を記録。確実に日本代表にとって脅威となるマネの凄さはどこにあるのか。

■圧倒的なスピードと繊細なテクニック

 2007-08シーズン以来、10年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出に貢献したのがマネであり、そのドリブルで数々のDFたちを振り切ってきた。そのドリブルを支えているのが、爆発的なスピードと足元の技術である。プレミアで4番目に速いスピードを誇り、短距離、長距離問わず相手DFを後手に回すことができる。

 しかし、決してスピード勝負一辺倒になるわけではなく、緩急をつけた独特のリズムで中に切り込んでゆくレパートリーも持っている。また、密集地帯を抜ける際に見せる技術も一級品。敵の足が届かないところにボールを置きつつ、DFの間を縫って多少強引にでも突破してみせる。

■献身性

 単独での突破力を有しながら、ドリブルだけがマネの強みではない。トリオを組むサラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノと良好な関係を築けているのも、彼が様々な局面でチームメイトを生かしているからこそだ。

 チーム内で2位タイの7アシストを樹立しチームメイトをお膳立てするだけでなく、パス成功率は81パーセントを記録。さらに、インターセプト8回、タックル成功率74パーセントと、攻撃と守備の両方でフォア・ザ・チームの精神は発揮されている。

■ポジションに縛られないパフォーマンス

 ザルツブルクに加入した12-13シーズンから6シーズン連続となる2桁得点を達成。安定したパフォーマンスを披露している要因は、前線のポジションならどこで出場してもクオリティーを発揮できる柔軟性にある。

 今シーズンは主に3トップの左ウィングとしてプレーしているが、サラーが加入する前の昨シーズンは、右ウィングとして公式戦13試合に出場。さらにセネガル代表では、2トップの背後でもプレーしている。

 上記の特徴をまとめると、「速さとうまさを兼ね備える、献身性に優れた万能アタッカー」ということになる。グループリーグ第2戦でセネガルから勝利を収めるためには、真っ先に彼を止める必要がある。

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