サンパオリ監督がメッシの影響力について改めて言及した [写真]=Getty Images
アルゼンチン代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督が、27日に行われるスペイン代表との国際親善試合に向けた前日会見に出席。FWリオネル・メッシ(バルセロナ)について「何かを教えることなど不可能だ」と語り、同選手に合わせたチーム作りをすることの重要性を説いた。26日付けのスペイン紙『アス』が伝えている。
23日に行われたイタリア代表戦の前日会見で、「アルゼンチン代表は私のものというより、彼(メッシ)のものだ」と語っていたサンパオリ監督。メッシが持つ影響力について再び言及し、以下のようにコメントした。
「メッシに何かを教えることなど不可能だ。彼は手の届かないレベルにいる。それを理解しなければならないし、彼が気持ちよく練習できる状況を生みださなければならない。それを前提にしてチーム作りを進めなければならない」
「どこであっても存在感を示す彼のような選手から学ばないといけない。どうやってうまくやっていくかをね。それはコーチングの範疇に留まるものではない。世界最高の選手とのハーモニーをどう生み出すかという点において、チームの雰囲気作りも大切になる」
「レオ(メッシの愛称)はピッチ上で自分が感じたことを、とてもオープンに話してくれる。そういう能力を持った選手がピッチ上で感じたことは、監督の采配にもより活かされる。彼の認知能力は、おそらく我々よりもずっと発達しているだろうからね」
「幸い、彼との対話はずっと続いている。アルゼンチン代表のことをとても良く考えてくれていると思う。だから、今の状況のまま共に進んでいきたい」
歴代のアルゼンチン代表監督たちが、メッシの能力を最大限に活かすための工夫を凝らしてきた。果たして、サンパオリ監督は同選手のためのチームをW杯本大会までに構築することができるのか。出場が予定されている今回のスペイン代表戦は、重要な試金石となりそうだ。
(記事/Footmedia)
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