W杯でもVARの導入が濃厚となっている [写真]=Getty Images
国際サッカー評議会(IFAB)が、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって収集したデータを発表した。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
今夏に行われるロシア・ワールドカップでは、大会史上初の導入が濃厚となっているVAR。今シーズンは、イングランド、ドイツ、イタリアなどでも導入されている。これらの情報を元に収集されたデータが明らかになった。
VARは、2016年3月から実験的に使用されており、これまで804試合で採用。そして、正しい判定を下したのは98.9パーセントと高い精度を誇っている。
また報告書によると、1試合平均5回ほどチェックが必要な場面がある。しかし、VARが使用されていない試合は68.8パーセントもあることが明らかになった。
VARは審判員によって使用され、使用されるケースはゴールシーン、退場やPKの場面および、警告を受けた選手が間違っている場面などに限られる。判断を下した審判員本人、もしくは補佐の審判員によって使用され、審判員たちは分析した映像を元にジャッジを下すことになる。