今季からブンデスリーガやセリエAでもVARが導入されている [写真]=Getty Images
ワールドカップ史上初のビデオ判定導入が決定的だと、FIFA(国際サッカー連盟)幹部が明かした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が22日に報じた。
今シーズンからイングランド、ドイツ、イタリアなどでも導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)。今夏に行われるロシア・ワールドカップでは、大会史上初の導入が濃厚となっているようだ。
FIFAの最高商業責任者を務めるフィリップ・ル・フロック氏は「VARの導入は確実だ。公平なものだから、テクノロジーの導入は素晴らしいこと」とコメント。すでにW杯に向けてVARのスポンサーを探しているようで、「興味を持っているいくつかのテクノロジー企業と話をしている」と明かした。
FIFA主催大会におけるVARは、2016年12月に日本で行われたFIFAクラブワールドカップで初導入された。準決勝では鹿島アントラーズがアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)戦で、史上初のVARによるPKを獲得。FW土居聖真が決めて“初得点”を記録していた。また、日本代表としては、昨年11月に行われたブラジル代表との親善試合で初めてビデオ判定を経験している。
なお、W杯での導入は国際サッカー評議会(IFAB)の承認を得る必要があり、3月2日に行われる年次総会にて最終決定が下される。