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スペイン代表、ロシアW杯出場権はく奪の可能性が浮上…FIFAが政治干渉を警告

2017.12.15

スペイン代表のW杯出場が不透明に [写真]=Corbis via Getty Images

 スペイン代表がFIFA(国際サッカー連盟)から、FIFAワールドカップ ロシア 2018への出場権をはく奪される可能性が浮上した。スペイン紙『エル・パイス』が15日に報じた。

 問題は政府による協会への干渉にあるようだ。「W杯参加が重大なリスクにさらされている」と報じた同紙によると、スペインの政府機関である高等スポーツ委員会がスペインサッカー連盟(RFEF)に会長選挙を要求。FIFAはこれが政治による干渉に当たるとし、FIFA加盟国としての資格を停止する恐れがあるとRFEFに警告文を送付したという。加盟資格を失えば、FIFA主催の大会であるワールドカップには出場できなくなる。FIFAは規則第13条で、「全ての協会・連盟はその活動を独立して行わなければならず、第三者の関与を受けないことを保証しなければならない」と規定している。

 会長選挙が要求されている理由は、アンヘル・マリア・ビジャール会長が汚職の容疑で逮捕されており、空席となっているため。ビジャール氏は今年5月の会長選を制し、1988年から連続8回目の当選を果たしたが、7月に汚職事件が発覚。現在はフアン・ルイス・ラレア氏が会長職を務めているが、制度的はまだビジャール氏が会長だという。

 同紙によると、スペインにとってこの警告は初めてのことではないそうだ。2008年にも同様の警告を受け、同年のEURO2008への出場が危ぶまれたが、政府側から提案された選挙日程を遅らせることでこれを回避したという。また、今年11月にはペルーで、同国サッカー連盟を国家の管轄下に置く法案を議会に提出され、ペルー代表にも同様の警告が送付された。

By サッカーキング編集部

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