ロッベンが2ゴールを決めるが2位の座には届かなかった [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選第10節が10日に行われ、グループAでオランダ代表とスウェーデン代表が対戦した。
4大会ぶりのW杯予選敗退の危機に瀕しているA組3位のオランダ。最終節は2位のスウェーデンとの直接対決となった。勝ち点差は3で勝利すれば並ぶが、得失点差が12点離れているため、7点差以上の勝利が必要と絶望的な状況だ。
立ち上がりから攻勢に出たオランダは15分、相手DFヴィクトル・リンデロフのハンドでPKを獲得。16分、キッカーのアリエン・ロッベンがゴール中央に蹴り込んで先制点を挙げた。
追加点を狙うオランダは31分、エリア前からのFKでライアン・バベルが右足で直接狙うが、シュートはわずかに枠の右に外れる。37分には左サイドからのグラウンダークロスに、ファーでフリーのケニー・テイテイが右足で合わせるが、シュートは枠を捉えられなかった。
それでも40分、オランダが追加点を奪う。バベルが左サイドからグランダーのクロスを入れると、エリア手前中央のロッベンがダイレクトで左足を振り抜き、ゴール右隅に突き刺した。
まだ5点以上が必要なオランダは後半からフィンチェント・ヤンセンを下げてバス・ドストを投入。71分にはジョルジニオ・ワイナルドゥムとテイテイに代えて、デイヴィ・クラーセンとダリル・ヤンマートを送り出す。
交代枠を使い切ったオランダだが、後半はゴールが遠く、このままタイムアップ。2-0で直接対決を制したものの、7点差勝利のハードルは高く、4大会ぶりのW杯予選敗退を喫した。敗れたスウェーデンだが得失点差により2位の座を守り、プレーオフ進出を決めた。
【スコア】
オランダ 2-0 スウェーデン
【得点者】
1-0 16分 アリエン・ロッベン(PK)(オランダ)
2-0 40分 アリエン・ロッベン(オランダ)