2014年のブラジルW杯で、キエッリーニへの噛みつき行為で処分を受けたスアレス [写真]=Getty Images
2014年に行われたFIFAワールドカップ ブラジルで、イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニに対して噛みつき行為をしたとして、FIFA(国際サッカー連盟)から9試合の出場停止、4カ月のサッカー活動停止、10万スイスフラン(約1200万円)の罰金という処分を受けたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)。同事件により、スポンサー契約を結んでいたアディダスからも罰金が科されていたようだ。11日付のスペイン紙『エル・ムンド』が伝えている。
スアレスは、アヤックスに所属していた2010年7月にアディダスとスポンサー契約を締結。同契約はブラジルW杯決勝開催日から30日後まで有効なものとされていた。しかし、“噛みつき事件”によってアディダスの評判は大きな打撃を受け、販売キャンペーンにも悪影響が出るとして、同社はスポンサー料の20パーセント減額を決定。スアレスは当初受け取る予定だった40万ユーロ(約5000万円)のうち8万ユーロ(約1000万円)を受け取り損ねたという。
それでも、スアレスにとっては大きな損失とはならなかったようだ。同選手はブラジルW杯開幕直前の2014年5月に、同年8月1日から2018年まで有効となる新契約を締結していた。“噛みつき事件”発生後も契約内容に変更はなく、同年夏にリヴァプールからバルセロナに移籍した後には、年間120万ユーロ(約1億5000万円)のスポンサー料を受け取っているという。
(記事/Footmedia)
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