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スコラーリ監督、ベスト8進出も「ネイマールが標的にされている」

2014.06.30

チリ戦勝利後、ネイマールを抱きしめるスコラーリ監督 [写真]=Getty Images

 ブラジル代表指揮官のルイス・フェリペ・スコラーリ監督が、同代表の背番号10を背負うネイマールに対する、敵国の厳しすぎるマークについて語った。イタリアメディア『FootballITALIA』が29日に報じている。

 ブラジルは28日、決勝トーナメント1回戦でチリ代表と対戦。ネイマールは相手選手から厳しいマークを受け、ピッチに倒れこむ場面も見られた。試合後、スコラーリ監督によって、ネイマールの太ももが腫れ上がっていたことが明らかにされている。

 チリ戦を終え、同監督は「ネイマールが相手選手のターゲットにされている」とコメント。ポルトガル代表を率いたユーロ2004を引き合いに出し、「私は以前に、これと同じ経験をしている。(クリスティアーノ)ロナウドがそうだった。彼も相手選手からひどいマークに遭い、結局は途中交代せざるを得なくなった。ネイマールは今、当時のロナウドと同じ扱いを受けている。毎試合、彼は狙われており、チリ戦後の彼の足もひどい状態だった」と、指導経験のあるクリスティアーノ・ロナウドネイマールを重ね、スター選手が置かれている状況を説明した。

 一方で、コロンビア代表との次戦について話が及ぶと、「ネイマールが、それまでに回復できるかはわからない」と明言は避けながらも、「彼はとても強いメンタルの持ち主だ。こんなことでは潰されないだろう」と、同選手への強い信頼感を示している。

 スコラーリ監督率いるブラジルは、7月5日にベスト4進出を懸けてコロンビア代表と対戦する。

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