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噛みつき行為を受けたキエッリーニ、スアレスへの処分「重すぎる」

2014.06.28

スアレスへの処分に否定的な立場を示したキエッリーニ [写真]=FIFA via Getty Images

 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が24日行われ、グループDではウルグアイ代表がイタリア代表と対戦し、1-0で勝利した。同試合、79分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスがイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニに『噛みつき行為』を行ったとして、国際サッカー連盟(FIFA)はスアレスに対し処分を科したが、実際に『噛みつき行為』の被害を受けたキエッリーニは、この処分に対し、「重すぎる」との見解を示した。イギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 FIFAは『噛みつき行為』を行ったスアレスに対し、ウルグアイ代表として9試合の出場停止と4カ月間のサッカー活動禁止、10万スイスフラン(約1100万円)の罰金の処分を下している。

 試合終了後には、「(ルイス)スアレスは卑怯者だ」と、怒りを露わにしていたキエッリーニだが、「今、私にはスアレスに対する怒りや復讐の感情などはないんだ。ただただ、試合の結果についての失望と怒りの念が残っている」と、自身のウェブサイトを通してコメント発している。

 さらに同選手は、「FIFAが下した処分は重すぎるよ。私は、少なくとも彼のチームメートが試合に出場する時は、彼の同行が許されるように願っている」と話し、「スアレスと彼の家族はこれから困難な時期になってしまう。それだけが心配だ」と、今回の処分に対し、否定的な立場を言明している。

 イタリア代表は、同試合で敗れたことによって、ブラジル・ワールドカップでのグループリーグ敗退が決定しており、すでにイタリアへの帰国が伝えられている。

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