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ボーナス問題で練習拒否のナイジェリア代表、大統領が支払い保証

2014.06.28

ボイコットの翌日、練習を開始したナイジェリア代表メンバー [写真]=Globo via Getty Images

 ナイジェリア代表はブラジル・ワールドカップでのボーナスの支払い日ついて揉めて、24日に練習をボイコットしていた。それを受けて同国のグッドラック・ジョナサン大統領が、ボーナスの支払いを保証した。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 ナイジェリア代表の選手たちは、大会後にボーナスの支払いが行われるか不安視しているため、24日の練習をボイコットした。同代表はグループFを2位で突破しており、さらなるボーナスを手にする選手たちは、そのボーナスを即座に支払うことを要求している。しかしNFF(ナイジェリアサッカー連盟)は、大会後にFIFA(国際サッカー連盟)からの賞金を受け取るまで、ボーナスを支払えないとしているため、状況は均衡していた。その状況を解決するため、ジョナサン大統領が、選手たちのボーナスの支払いを保証することとなった。

 また、ナイジェリア代表は、支払われるボーナスの額でも揉めており、決勝トーナメントへと進出したため、選手側は$15000の増額を求めている。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦での勝利で$10000(約101万円)と、イラン戦の引き分けで$5,000(約51万円)の、計$15000(約152万円)のボーナスを既に確定しており、合計で$30000(約304万円)のボーナスを要求している。

 同メディアは、NFFと選手団が合意に至っていたボーナスは、勝利と引き分けボーナスに加え、グループ突破のボーナスは、FIFAからの賞金の30%、ベスト16で勝利すると40%に引きあげられ、準々決勝の勝利で50%、準決勝で60%、優勝したら70%へと引き上げられる事が決まっている、とみており、NFFと選手の間で誤解が生じていると指摘している。

 しかし同代表を率いるスティーブン・ケシ監督は、この一件は選手たちのパフォーマンスには影響しないとの考えを示している。また、選手たちは、試合が行われるブラジリアに移動し、練習も予定通り行われている。

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