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混戦模様のG組、アメリカとドイツが激突…逆転突破を狙うポルトガルは大量得点が必須

2014.06.26

グループGの首位に立つドイツ代表 [写真]=Getty Images

 強豪ひしめくグループGは、全チームに決勝トーナメント進出の可能性が残る混戦模様。現時点で勝ち上がり圏内にいるアメリカとドイツが最終節で直接対決する。

 かつてドイツを率いて2006年ドイツW杯で3位入賞を果たし、現在はアメリカの指揮官を務めるユルゲン・クリンスマン監督と、彼の下でアシスタントコーチを務め、ドイツ代表監督に昇格したヨアヒム・レーヴ監督の“師弟対決”に注目が集まるものの、両チームとも16強入りに必要な勝ち点は1。過去2戦の消耗がどの程度か、そして立ち上がりの20分程度で両者がどのようなプレーを見せるかによって、その後の展開が見えてくるだろう。互いに組織的な攻撃サッカーを志向しているだけに、ファンとしては真っ向勝負を期待したいところだ。

 初戦でドイツに大敗し、続くアメリカ戦では試合終了間際の同点弾で辛くも引き分けに持ち込んだポルトガル。最終節では、ガーナから大量得点を奪って勝利し、得失点差をプラスに戻すのが彼らにできる最低限のミッションだ。ひざに不安を抱えるクリスティアーノ・ロナウドが強行出場すると見られているが、彼への依存度が高いようでは奇跡を起こすのは難しい。ピッチに立つ選手全員の奮起が求められる。ガーナも条件としてはポルトガルと同じようなもの。過去2戦で見せた迫力ある攻撃で得点を積み重ね、勝ち点3を手にしたい。

 グループHは、2連勝を飾ったベルギーのグループリーグ突破が決定。3チームが残り1枠を懸けて争う。韓国と対戦するベルギーは、選手のコンディションを考慮しながら主力に休養を与えたい一方で、決勝トーナメントに向けて弾みをつけるためにも3連勝で締めくくりたい。未だ出番のないアドナン・ヤヌザイやロシア戦で決勝ゴールを決めたデイヴォック・オリジら若い選手に活躍の場が与えられる可能性もあり、彼らの溌剌としたプレーに期待がかかる。

 アルジェリアvsロシアは、ともに堅守を持ち味とするチーム同士の対戦。勝利が決勝トーナメント進出に結びつき、1点を争う引き締まった展開になるだろう。

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