ポルトガル代表戦でハットトリックを記録したドイツ代表MFミュラー(右) [写真]=Getty Images
ドイツ代表MFトーマス・ミュラーは、得点王の称号よりもワールドカップ制覇を強く望んでいるようだ。『FIFA.com』が同選手のコメントを掲載している。
2010年に行われた南アフリカ大会で5ゴールを奪い得点王に輝いたミュラー。今回のブラジル・ワールドカップでも、第1戦のポルトガル代表戦でハットトリックを達成するなど、2大会連続のゴールデンブーツ獲得に期待がかかる。しかし、ミュラーはゴールへのこだわりはなく、チームが最後にワールドカップのトロフィーを掲げることだけに集中していると明かした。
「4年前の大会ではゴールデンブーツを獲得できた。今回ももらえたら、一体どこに飾ったら良いだろうね(笑) ただ、僕は得点王がゴールではなく、世界王者になることが目標なんだ。当然、ランキングのトップに自分の名前があれば嬉しいけれど、たいしたことではない。それよりもはるかに貴重なタイトルがあるんだ」
またミュラーは、ドイツ代表が他の対戦相手から『嫌らしいチーム』だと思われることが重要だ主張した。
「僕たちと対戦する国は、戦う前に身構えてしまう。それこそが僕たちが狙っていたものだ。相手にとって嫌らしい相手でいたかった。僕たちはロングボールを放り込むようなフットボールはしない。それは僕たちのスタイルではないよ。できるだけボールを保持する戦い方が好きなんだ。今は正しい道を進んでいると思う」
グループGに属するドイツ代表は26日に、グループリーグ最終節でアメリカ代表と対戦する。
(記事/超ワールドサッカー)