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ブラジル代表D・アウヴェス「コンフェデよりも高いレベルが必要」

2014.06.23

メキシコ戦に先発フル出場したブラジル代表D・アウヴェス [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節、グループAのメキシコ戦でスコアレスドローに終わったことが、ブラジル国内でにわかに批判されている。しかしブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスは周囲の喧騒を遠ざけた上で、目標である優勝を目指してチームがひとつになっていることを強調した。ブラジルメディア『terra』が伝えている。

 メキシコ戦では多くのチャンスを作りながらゴールを決めきれなかったブラジル代表。試合後の現地メディアでは批判的な論調がいくつか発信されたほか、国民の間でもSNSなどでブラジル代表を心配する声が相次いだ。これについてD・アウヴェスは次のように反論した。

「否定的な主張があることは承知している。だがそのことで我々は目標を見失ってはいけない。セレソンの進化についてはクロアチア戦で証明しているし、チームの調子落ちもない。次のカメルーン戦で結果を出して、皆に安心してもらおうと考えている」

 ブラジル代表の中で槍玉に挙げられているのはFWフレッジ。一部報道では元イングランド代表FWアラン・シアラーを比喩してフレッジを非難する記事まで出ているが、この話題に対してD・アウヴェスは語気を強めて反論した。

「それは極めて愚かなコメントのひとつだ。そのような表現は選手に対して失礼だし、シアラーに対しても失礼だから控えるべきだと思う」

 ただし、D・アウヴェスは建設的な批判については「チームを改善するのに効果的」として歓迎する主旨の発言もしている。批判はすべて受け入れないというわけではない。

 最後に昨年のコンフェデレーションズカップと同じサッカーをするほうが良いと思うかと聞かれると、同選手は次のように明言した。

「そうあってはならないだろう。ワールドカップを勝ち抜いていくのは非常に大変なことであり、コンフェデレーションズカップとは比較にならない。厳しい戦いを勝ち抜いて目標にたどり着くためには、コンフェデレーションズカップよりも高いレベルのサッカーをしなければならないと思っている」

 ブラジル代表は23日に、グループリーグ最終節でカメルーン代表と対戦する。

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