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窮地に立つポルトガルが難敵アメリカと対戦…初戦不発のC・ロナウドに注目

2014.06.22

グループリーグ初戦のドイツ代表戦で、無得点に終わったC・ロナウド [写真]=Getty Images

 実力派の国が揃うグループGで、特に危機的な状況に立たされているのがポルトガルだ。初戦ではドイツに4-0の大敗を喫した上、ペペが暴力行為で退場となって今節のアメリカ戦は出場停止。加えてファビオ・コエントランが右股関節痛でチームから離脱、ウーゴ・アウメイダ、GKルイ・パトリシオも負傷と、まさに満身創痍の状態だ。何としても巻き返しを図りたいところで、前の試合で孤立気味だったクリスティアーノ・ロナウドにはいっそうの奮起が求められる。

 一方のアメリカも、初戦では3つの交代枠全てをけが人に費やすという不運に見舞われた。ジェフ・キャメロン、アレハンドロ・ベドジャの負傷ももちろん痛手だが、エースのジョジー・アルティドールは重傷の可能性もあり、離脱となれば大きな戦力ダウンとなる。逆境の中で苦しみ、ギリギリのところで勝利を手にするのがアメリカの真骨頂だが、果たしてこの試合はどうなるか。

 初戦で見事な逆転勝利を飾り、前評判どおりの実力を示したベルギーは、ファビオ・カペッロ監督率いる難敵ロシアと対戦する。アルジェリア戦では相手の堅守に苦しめられ、似たような戦術を採用するロシアに対しても何らかの策を講じる必要がある。初戦で途中出場し、流れを引き寄せたマルアーヌ・フェライニの起用法を始め、マルク・ヴィルモッツ監督の用兵術にも注目が集まる。手堅い守備が自慢のロシアだが、勝利のためには攻撃陣の奮起が必要。カペッロ監督が「ファンタスティックなプレーヤーで、いつでもゴールへの道筋を示してくれる」と信頼を置くアレクサンドル・ケルジャコフの2戦連続弾に期待が集まる。

 また、韓国vsアルジェリアは、ともに初戦で先制しながら同点に追い付かれ、あるいは逆転を許すという展開だった。決勝トーナメント進出を目指すには絶対に負けられない試合であり、最低でも勝ち点1を確保しなければ次にはつながらない。互いの意地とプライドを懸けた好ゲームとなるだろう。

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