前半終了間際に先制点を決めたブライアン・ルイス [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が20日に行われ、グループDではイタリア代表とコスタリカ代表が対戦した。
初戦で白星を挙げた両チームの対戦。イタリアはジャンルイジ・ブッフォンとアンドレア・バルツァッリが復帰。初戦に途中出場したチアゴ・モッタとともに先発に名を連ねた。一方のコスタリカは、ウルグアイ戦からスタメンを変えずに試合に臨む。
序盤はコスタリカが優位に進めて7分、左CKからセルソ・ボルヘスが頭で合わせたが、枠を捉えられず。試合は徐々にイタリアペースに。27分、アンドレア・ピルロのロングフィードをマリオ・バロテッリが落とし、モッタがミドルシュートで狙うが枠の左へそれた。
イタリアは31分、またもピルロのフィードから飛び出したバロテッリがGKとの1対1でループシュートを選択したが、しっかりミートできず。2分後にもピルロの縦パスからモッタが頭でコースを変え、バロテッリがゴール正面から右足を振り抜いたが、GKケイラー・ナバスが抑えた。
コスタリカは36分、クリスティアン・ボラーニョスがミドルシュートを放つが、ゴール右へ飛んだボールはGKブッフォンが弾く。42分にもブライアン・ルイスの右クロスをオスカル・ドゥアルテがバックヘッドで狙ったが、クロスバーを越えた。直後にはイタリアのミスからジョエル・キャンベルがドリブルを仕掛け、ペナルティエリア内でジョルジョ・キエッリーニに倒されるも、ノーホイッスル。
このまま前半終了かに思われた44分、左サイドからのジュニオール・ディアスからのクロスをファーサイドのルイスが、ヘディングで合わせると。クロスバーに当たるも跳ね返りがゴールラインを割っており、コスタリカが先制に成功して試合を折り返す。
イタリアを率いるチェーザレ・プランデッリ監督は、ハーフタイムにモッタを下げ、アントニオ・カッサーノを投入する。51分、イタリアは左サイドからダルミアンが右足のミドルシュートを打つが、GKナバスが右手1本で弾く。2分後には、ピルロがFKを直接狙ったが、GKナバスの守備範囲だったが。
イタリアは57分、アントニオ・カンドレーヴァに代えてロレンツォ・インシーニェを投入する。コスタリカは68分にイェルツィン・テヘダを下げ、ホセ・ミゲル・クベロを送り出すと、イタリアは直後にクラウディオ・マルキジオとアレッシオ・チェルチを代え、全ての交代枠を使い切る。
コスタリカはキャンベル、ルイスを下げ、マルコ・ウレーニャとランダル・ブレネスを相次いで投入し、守備を固めつつ、カウンターを狙う形を明確にする。その後、コスタリカ守備陣はイタリアの攻撃をシャットアウト。1-0で勝利した。
コスタリカは連勝を飾り、勝ち点を6として決勝トーナメント進出を決めた。24日に行われるグループ最終節でコスタリカは敗退の決まったイングランド、イタリアは決勝トーナメント進出残り1枠を勝ち点で並ぶウルグアイと争う。
【スコア】
イタリア 0-1 コスタリカ
【得点者】
0-1 44分 ブライアン・ルイス(コスタリカ)