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豪華タレント擁するアルゼンチンが登場…仕上がりは順調もメッシのコンディションに不安

2014.06.15

豪華タレントを擁するアルゼンチン代表だが、メッシのコンディションに不安も [写真]=LatinContent/Getty Images

 4日目の最注目カードは、グループFのアルゼンチンvsボスニア・ヘルツェゴビナだ。各国の主力にけが人が相次ぎ、メンバー構成に苦しむ中、アルゼンチンはほぼ“無風”で直前キャンプを過ごしている。直前のテストマッチでもトリニダード・トバゴに3-0、スロヴェニアに2-0と快勝しており、仕上がりは上々。リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、ゴンサロ・イグアイン、アンヘル・ディ・マリアと攻撃陣に豪華なタレントが揃う一方、守備陣の顔触れにやや難があるため、ブラジルやスペイン、ドイツに比べるとワンランク落ちる印象だったが、初戦の結果次第では大会の主役に躍り出るきっかけをつかむかもしれない。エディン・ジェコ、ヴェダド・イビシェヴィッチのツインタワーを筆頭に長身選手が揃うボスニア・ヘルツェゴビナに対し、メッシを始め小柄な選手の多いアルゼンチンがどう挑むか。しかし、エースのメッシは試合中に原因不明の嘔吐を繰り返すなど、コンディションに不安を抱えている。サッカーファンとしては、100パーセントのメッシを望みたいところだ。

 グループEのスイスvsエクアドルは、堅守を持ち味とするチーム同士の対戦。1点を争う締まったゲームになる可能性が高い。とはいえ、アントニオ・バレンシアへの依存度が高いエクアドルに対し、スイスはシェルダン・シャキリ、ヴァロン・ベーラミ、グラニト・シャカら多数のタレントを擁し、「スイス史上最強」との呼び声も高い。スイスがポゼッションを高め、試合の主導権を握る展開になるだろう。

 フランスはワールドカップ初勝利を目指すホンジュラスと対戦する。前線から最終ラインまで実力派の選手が揃い、ディディエ・デシャン監督の下でまとまりのあるチームに仕上がっていたが、大黒柱のフランク・リベリーが腰痛のため直前に離脱したのは何よりの痛手だ。初戦が実力差のあるホンジュラス相手というのがせめてもの救いで、ここで快勝を飾ってマイナスの空気を払拭したい。直前のテストマッチ、ジャマイカ戦で2ゴールを挙げたカリム・ベンゼマ、期待の新鋭アントワーヌ・グリースマンらに注目だ。

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