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コートジボワール代表監督が同組の日本を警戒「彼らはW杯の常連」

2014.06.10

日本代表について「彼らはW杯の常連」と語ったラムシ監督 [写真]=Getty Images

 2012年5月にコートジボワール代表の指揮官に就任したサブリ・ラムシ監督は、ブラジル・ワールドカップ本大会の出場権を獲得したにも関わらず、批判を受け続け、さらには同大会で容易なグループに入ったという考えと戦っている。ラムシ監督がフランス紙『レキップ』のインタビューに応じた。

――15日にレシフェで対戦する日本についてどう思いますか?

「最近の2試合、キプロス戦(5月27日、1-0)とコスタリカ戦(6月2日、3-1)を見た。やはり日本は良いチームで、ワールドカップの常連であることが確認できた。日本はテクニックが高く、長友(インテル)や本田(ミラン)、香川(マンチェスター・U)など、欧州のビッグクラブでプレーする選手もいる。初戦はいつだって重要な意味を持つ。もし我々が勝てば、その先が楽になるだろう」

――日本の他に、コロンビア、ギリシャと同居するこのグループは、「コートジボワールにとっては楽」という意見もありますが?

「その考えは間違っている。もしサッカーを知っているのであれば、このグループはオープンで各チームの力が拮抗しており、簡単ではないと言うだろう。4チーム全てがレベルの高いチームだよ。それぞれの国にはスタイルがあり、どのチームにも勝ち抜けの可能性がある。個人的には、コロンビアが最有力候補だと思う。ファルカオがいないとはいえだ。彼らは多彩な攻撃がストロングポイントだね。ギリシャも戦いづらい相手だ。守備が堅く、簡単にはプレーさせてくれない」

――過去2回のワールドカップと比べると、組み合わせには多少なりとも恵まれたのではないでしょうか?

「我々の目標はグループリーグ突破だ。それは過去に一度も成し遂げたことのないことだよ。この2年で、私はチームに自分の考えややり方を浸透させてきた。ここまでは非常にうまくいっている。シオやディエ、アクパ・アクプロ、オリエ、ジャクパなど多くの若手を招集してきた。次の代表チームのためにね。もちろん、このチームにはヤヤ・トゥーレやドログバ、ジェルビーニョといったワールドクラスの選手たちがいる。しかし、この世代はまだ何も勝ち取っていない。その理由をしっかりと考えなくてはいけないだろう」

――あなたは監督に就任してからわずか3度しか敗れていないにも関わらず、絶えず批判を受けています。こうした批判をどう受け止めていますか?

「ショックを受けることは当たり前だ。しかし、決して自分の考えを変えなかった。私が何をしても絶えず批判を受けていると感じることもある。このチームの監督を引き受けた時、経験不足を指摘されると思った。私は1度も監督の経験がなかったのだからね。私の年俸やチームのプレーの質についても批判された。コートジボワールでは、代表チームの存在はスポーツの枠にとどまらない。私を通して、連盟のシディ・ディアロ会長を攻撃していると感じたこともある」

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