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元イタリア代表ガットゥーゾ氏がW杯を展望、悪童コンビの活躍を願う

2014.06.10

イタリア代表のバロテッリ(左)とカッサーノ(右)[写真]=Getty Images

 2006年ドイツ・ワールドカップの優勝メンバーで、今夏からギリシャ1部のOFIクレタを指揮する元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が、コロンビアのラジオ局『Caracol』のインタビューに答え、ブラジル・ワールドカップの展望を語った。

 ガットゥーゾ氏は「とても戦術的な大会になると思う。多くのチームが守備的な4-4-2から攻撃な的な4-2-4へとシフトチェンジして戦うだろう。レアル・マドリードも今シーズンはこういう戦い方で戦った」と今大会の戦術的トレンドを話すと「ブラジル人の間でとても緊張が高まっている。優勝を話す人はとても少ない。なぜならば、優勝を期待するプレッシャーが高いからだ。一方、ヨーロッパのチームは、厳しい気候条件にあり、苦労するだろう」と続けた。

 そして、イタリア代表については「我々の武器は守備であることを歴史が物語っている。世界でイタリアのサッカーのイメージを変えたのは(チェーザレ・)プランデッリ監督の功績によるもの。例えば、俺のような個性を持った選手は今のイタリア代表の中でポストを見つけるのは難しくなっている。イタリアがグループリーグを突破すれば、選手のパーソナリティーとクオリティーの高さを持って、すべての相手にとって倒すのは難しいチームとなるだろう。しかし、イタリアのグループは簡単なものではない。ウルグアイはこの数年成長してきた。イングランドは常に勝者のメンタリティーを備えている」と語った。

「決定的な仕事ができる選手には、最初で最後のワールドカップとなるだろう(アントニオ・)カッサーノを挙げたい。それから(マリオ・)バロテッリ。素晴らしいポテンシャルを持っている。良い結果を出せるだろう。彼については、ピッチ外のことがしばしば話題となってきたが、このワールドカップでは、ピッチで見て取れることが話題となるように願っているよ」と話し、カッサーノとバロテッリの悪童コンビの活躍を願っていることを明かした。

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