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ブラジル人からスペイン代表へ…“先輩”M・セナがD・コスタにエール

2014.06.09

スペイン代表の一員としてブラジルW杯に臨むジエゴ・コスタ [写真]=Getty Images

 マルコス・セナはビジャレアルで活躍したボランチで、スペイン国籍を持つブラジル人ミッドフィルダー。ユーロ2008では中盤の底でスペイン代表不動のレギュラーとしてプレーし、44年ぶりとなる大会制覇に貢献し、スペイン代表の黄金期の礎を築いたひとりだ。2012-13シーズン後に2部に降格したビジャレアルを再び1部に昇格させてから、スペインを離れ、アメリカのニューヨーク・コスモスでプレーしている。

 そんなマルコス・セナが自身と同じくスペイン代表を選択した後輩のブラジル人、ジエゴ・コスタについて語った。地元紙『マルカ』が伝えている。

ジエゴ・コスタは素晴らしいワールドカップにするために気持ちの準備をしている。彼がスペイン代表を選択したことに対して、反発する人もブラジルにいるが、一方支持する人たちもいる。彼は集中し、自分が偉大な選手であることを実証することが何よりも大切だ」

ジエゴ・コスタは強靭でとても大きいパーソナリティがある。ブラジルでのブーイングに彼が恐れを抱くことはない。その逆だ」

 スペイン代表の先輩はジエゴ・コスタと実際に話をした時にエールを送ったようだ。

「彼はクラック(名手)だ。アトレティコ・マドリードのようにスペイン代表でも物事が上手くいくように励ました」

 昨年のコンフェデレーションズカップでスペインはブラジルの観衆から大きなブーイングを浴びせられた。決勝が行われたマラカナン・スタジアムでもそうだった。それについてスペインを最もよく知るブラジル人のひとり、マルコス・セナはこう話している。

「(ブーイングが起こるのは)とてもノーマルなことだ。ブラジルは5つのワールドカップを手にしていたが、スペインはここ何年のもの間、彼らをずっと上回っていた。それはブラジル人にとって、とても胸が痛いことだった。だから、このような敵意になっている」

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