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ドイツ代表を憂う元主将バラック「個性がないことが弱点」

2014.06.05

元ドイツ代表主将のバラック [写真]=FIFA via Getty Images

 ブラジル・ワールドカップ開幕を8日後に控えた4日、現役時代にドイツ代表の主将を務めたミヒャエル・バラック氏が、同国代表ヨアヒム・レーヴ監督の人選について口を開いた。イギリス紙『デイリーミラー』が報じた。

 同紙によるとバラックは「何かを勝ち取るために非常に重要なものは『個性』だ。それこそがドイツ代表における唯一の弱点だと私は見ている」と答えている。

 また1日におこなわれたドイツ対カメルーンの親善試合(2-2の引き分け)については、チーム1、2を争うほどの才能であるMFメスト・エジルのパフォーマンスが気掛かりだったようだ。

「彼のプレーには驚きも怖さもなかった。とにかく心配だ。予選では素晴らしいパフォーマンスを見せていたのに、アーセナルへ移籍してから自信を失ってしまったように見える」

 すでに先月上旬、シャルケ所属のガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテングが大衆紙『ビルト』に対し「ドイツにはワールドカップ優勝というプレッシャーがある。しかし彼らには、シュテファン・エッフェンベルクやバラックのような選手、つまり個性に溢れた選手がいない。それゆえ、そのプレッシャーを撥ね退けることはできない」と、バラックと同様の意見を述べている。

 彼らの心配が杞憂に終わるのか、それとも的中するのか。レーヴ監督は自身の選択が正しかったことを証明できるだろうか。

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