ペルー戦で決勝点を決めたスタリッジ(中央)とホジソン監督 [写真]=The FA via Getty Images
30日にウェンブリースタジアムで行われた国際親善試合で、ブラジル・ワールドカップに臨むイングランド代表が同南米予選で、7位に終わり予選落ちしたFIFAランキング42位のペルーに3-0で快勝した。
イングランドは32分にFWダニエル・スタリッジが豪快なミドルシュートを決めて先制すると、65分と70分にそれぞれセンターバックのギャリー・ケイヒルとフィル・ジャギルカがコーナーキックから加点した。
試合後、イングランド代表を率いるロイ・ホジソン監督は、「ペルー戦の勝利は今後2週間の完璧なスタートとなった。我々は前半、もっとパスのテンポを速めるべきだったが、スタリッジが先制してからは不安が無くなった」と、勝利に満足感を示す。
“聖地”での壮行試合となった一戦については、「8万5000人の観客の前で勝利したことは、大きな自信につながったし、素晴らしい壮行試合となった。守りを固めるチームには忍耐強く戦わなければならないが、私は勝てると確信していた」と、試合の出来を称えると、「攻撃陣の選択肢には非常に満足しているし、今後2週間の練習や試合で先発メンバーを決めるつもりだ。マナウスでの決戦前日まで先発を決めるつもりはない」と、メンバーについて言及した。
同試合ではトップ下としてプレーしたFWウェイン・ルーニーは、チャンスメイクに奔走したが、ゴールに結びつくプレーは少なかった。後半途中にベンチへ下がっている。ホジソン監督は、「私は(公式戦1カ月ぶり出場の)ルーニーのプレーを心配してはいない。彼の態度や貢献度は素晴らしいし、仕上げる期間があと2週間ある。彼のパフォーマンスには満足だし、私は2週間後のイタリア戦で起用するストライカーを気にする必要はない」と信頼していることを強調した。