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元マンUスコールズ、イングランドにW杯でのリヴァプール体現熱望

2014.05.30

今シーズン終盤はマンUのコーチを務めたスコールズ氏 [写真]=Man Utd via Getty Images

 現役生活の全てをマンチェスター・Uに捧げた元イングランド代表MFのポール・スコールズ氏が、ブラジル・ワールドカップに臨むイングランドに対し、昨シーズンのプレミアリーグで101ゴールを記録し、2位となったリヴァプールのプレースタイルを体現することを熱望した。29日の英メディアが報じた。

 イングランド代表で通算66試合に出場し、ワールドカップでは1998年フランス大会と2002年日韓大会でプレーしたスコールズは、今回のイングランド代表に選出されたリヴァプールの5選手を中心にプレーすることが成功のカギを握ると指摘する。

「イングランドがブラジルでリヴァプールの攻撃精神を体現すれば、新鮮で面白くなるだろうし、本当にそうなることを願う」

「それを実現させるためにも、6月14日のイタリア戦ではリヴァプールの選手を少なくとも4人、可能であれば5人(全員)先発させてほしい」

「2010年の南アフリカ大会は、かなり消極的だったし、つまらない試合で引き分けていた。何も起こる気がしなかったし、私もイングランドファンとして、つまらない0-0よりは3-3で終わる試合を望む」

「私はホジソン監督に堂々とリヴァプールのようなプレーをするよう指示してほしい。昨シーズンのリヴァプールに感心した点は、最先端の流行に乗ったプレーで相手を脅かすことであり、それはユナイテッドの全盛期に似ていた」

 スコールズ氏の述べる通り、2010年南アフリカ大会で優勝したスペインは、大会前にスペインリーグを制したバルセロナから7選手、最後まで優勝を争った2位レアル・マドリードから5選手を選出し、バルセロナの「ティキタカ」を体現。2006年ドイツ大会覇者のイタリアも、ユヴェントスとミランからそれぞれ5選手を招集し、国の伝統「カテナチオ」を基としたスタイルで優勝を収めている。

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