ブラジルW杯へ向けた合宿を行っているドイツ代表 [写真]=Bongarts/Getty Images
22日、イタリア北部の南チロルで合宿を行っているドイツ代表は無事に2日目の全行程を終えた。
そんな代表選手達を一目見ようと、約100人の観光客や地元民が集まってきているようだが、それも徒労に終わっている。なぜなら滞在先のホテル『Andreus』周辺は広範囲に亘り24時間体制で規制が敷かれ、同ホテルは完全に隔離されているからだ。
また、ドイツサッカー連盟は“内部”にも神経を尖らせている。
通常であれば200人の宿泊が可能であるところを、同連盟は選手やスタッフなど関係者60人のためだけに全室をブッキング。部外者を完全にシャットアウトしている。
ホテルに入らざるを得ない(例えば郵便配達や食材搬入の)業者でさえ、敷地に足を踏み入れる前には「ホテル内での会話は一切外部に漏らさない」という誓約書にサインをしなければならないそうだ。
ホテル側の配慮も素晴らしい。
マーケティング担当者アンドレア・クラッツォララ氏は「このホテルは非常に新しく、必要と思われるものはほぼ全て揃っています」と自信を持って話す。もはや日常生活に欠かせない高速のインターネット設備は事前に入念なチェックがなされ、部屋には新しいフルーツが毎日置かれているという。
また代表スタッフの要求を受け、ホテルは新たに大型の製氷機も購入。1日に約200kgの氷が、トレーニング後のアイシングに使われるためだ。
ドイツ代表は最高の環境の中で日々練習をおこなっている。