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前回W杯王者スペイン率いるデル・ボスケ「ブラジルがNo.1優勝候補」

2014.05.21

W杯前回王者のスペイン代表を率いるデル・ボスケ監督 [写真]=Getty Images

 20日にスペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督が、代表のスポンサーのイベントに出席し、迫るブラジル・ワールドカップについて語った。

 前回王者の指揮官はブラジルが優勝に最も近いチームだとし、スペインも優勝候補のひとつと考えている。

「ブラジルがワールドカップ優勝の最有力候補で、同様にスペインも優勝候補のグループに入っている」

 ブラジルについてはさらにこう話している。

「ブラジルはナンバー1の優勝候補だ。なぜならチームとしてひとつにまとまっており、偉大なブロックを築いている。だが、彼らは簡単には行かないだろう。ブラジル対クロアチアはブラジルにとって難しいカードになると思う。クロアチアは楽な相手ではない」

 またブラジルは優勝候補筆頭だが、今回のワールドカップは優勝することができる力を持ったチームが多いと監督からは見えるようだ。

「ワールドカップは短い。7試合しかないので、好調を維持することができる。多くのチームがチャンピオンになることを熱望することができる。スペインもその優勝を熱望するグループに入る。私たちがそのグループにいないのはおかしなことだね。私たちはディフェンディングチャンピオンで、タイトルを防衛しに行く。サッカーの知識があるどんな人も、多くの優勝候補を挙げており、チャンピオンになれるチームがあることは知っている。ドイツ、オランダ、スペイン、ブラジルや他の国々も優勝できる力がある」

 スペインが属するグループリーグで対戦するライバルについてはこう分析している。

「とても強固なライバルたちだ。オランダは何人かの主要な選手を保持しながらも、2010年から今日まで変革を進めてきた。さらに彼らにはルイス・ファン・ハールという最高に素晴らしい監督がいる。彼は間違いなく私たちに問題となるようなゲームプランを考えてくるだろう。チリは、私たちはすでに経験しているが、とてもハードな相手で、軍隊のようなディフェンスをする。とても困難なゲームになるだろう。オーストラリアは最も無名で、私たちは勝利の手がかりを掴んでいない。私たちはオランダ戦とチリ戦に焦点を絞っている。なぜなら彼らと最初に試合をするからだ。オーストラリアは大会が始まってから彼らのゲームを見られる時間がある」

 5月25日に発表する23名の大会招集メンバーについては未だに頭を悩ませているようだ。

「全員が受け入れることができ、誰も心を痛めない招集リストをつくるのは不可能だ。代表にやって来る選手もいれば、来られない選手もいるし、ファンタスティックなシーズンを過ごした選手もいる。40人招集できれば、全員を招集できるが、今回は誰かが嫌な思いをするだろう」

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