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英政府、W杯でのイングランド早期敗退を予想して大ヒンシュク

2014.05.15

本大会での活躍が期待されるイングランド代表のエース、ルーニー(中央) [写真]=Getty Images

 イギリス政府が13日、ブラジル・ワールドカップでイングランド代表が早期敗退すると予想する文書を発表した。同日の英メディアが報じた。

 英政府はイングランドの試合日に、ブラジルとの時差の関係で居酒屋の営業時間を延長することを決めているが、その効果を見積もった文書にはこう書かれている。

「イングランドは確かに大会の序盤でプレーするだろうが、終盤までプレーしない可能性が高い。我々が使用したベットフェア(大手ベッティング会社)のオッズによると、イングランドの1次リーグ通過の可能性は54%で、準決勝進出は11%となっている」

 同文書はイングランド代表のメンバー23人が発表された直後に出されただけに、ファンやメディアからは批判の声が巻き起こった。それを受けて英内務省の代表者はすぐさま次のように釈明した。

「今夏、国民全員にイングランド代表を応援して欲しいから、政府はアルコールの販売時間を延長したわけで、ファンはイングランドの試合を居酒屋で観戦できる。アルコール販売時間延長に伴って、政府はその効果を見積もる義務がある。見積もりの一環として、ベットフェアのオッズが使用されたが、政府は当然ながら100%イングランド代表を応援するし、選手たちのワールドカップでの成功を祈っている」

 イングランドがワールドカップで最後に準決勝へ進出したのは、1990年のイタリア大会までさかのぼり、当時はドイツにPK戦の末に敗れている。彼らが英政府のうかつな発表を見返せるような活躍ができるかどうかにも注目が集まる。

 イングランドは本大会ではグループDに所属し、ウルグアイ、コスタリカ、イタリアと同組となっている。また、日本とイングランドがともにグループステージを勝ち抜けた場合、決勝トーナメント1回戦で対戦する可能性がある。

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