W杯審判西村氏がゴールラインテクノロジーを語る「レフェリーのためだけではない」

前回の南アフリカ大会に続き2大会連続でW杯で笛を吹く西村雄一氏

 5月16日に放送される“デイリーサッカーニュース Foot! FRIDAY“ESPECIAL”に出演する西村雄一氏が取材に応じ、ブラジルW杯で導入されるゴールラインテクノロジーについて「審判だけでなく、世界中でサッカーを楽しんでいる人たちのもの」とコメントした。

西村雄一
「ゴールラインテクノロジーは審判員のためだけのテクノロジーではなく、世界中でサッカーを楽しんでいる人たちに向けたテクノロジーです。審判員には、ボール全体がゴールに入ったのかどうかを判断しなければならない任務があります。しかし、実際は正しく判定できるゴールライン上ではない位置から、ゴールを判定しなければなりませんでした。状況によっては、主審・副審の位置から見極めることは非常に難しく、審判員にとって大きなプレッシャーとなる判断でした」

「ユーロ2012ではアディッショナルアシスタントレフェリーをゴールラインに追加しましたが、正しく判定できない現実がありました。ボールが瞬間的にゴールに入って出てきたのですが、ゴールライン上にいたアディッショナルアシスタントレフェリーは、あまりにも一瞬だったためにそれをゴールと認めることができませんでした。これは、人間が判断できる範囲を越えたもので、そこには限界がありました。そして現在、人間の能力を超える出来事を機械で判別できるという時代になり、そこで今大会では、そのテクノロジーを有効活用しようということになりました」

「サッカーにおいて、やはりゴールは特別なものです。きわどいゴールの判断に対して、テクノロジーを用いて正しい判定に導くことは、審判員にとっても、選手にとっても、スタジアムの観衆にとっても、TVでサッカーを楽しんでいる皆様にとっても、すべての皆様において納得していただけることになるでしょう。今回FIFAは、このテクノロジーに多くの時間をかけ、吟味に吟味を重ね導入に至りました。なぜならそれは、世界中でサッカーを楽しんでいただいている皆様に感動を届けるためですね」

 西村氏はJ SPORTS 2で5月16日(金)22時より放送される「Foot! FRIDAY“ESPECIAL”」に出演する。

デイリーサッカーニュース Foot! FRIDAY“ESPECIAL”(05/16)
初回放送:5月16日 (金) 午後10:00~午後11:00
チャンネル:J SPORTS 2
*再放送あり

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