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“神の家”を拝みに行こう! かつてマラドーナ氏が生活した家が、博物館として大盛況

2020.05.29

アルヘンティノス・ジュニアーズ時代のマラドーナ氏 [写真]=Getty Images

 現役時代にバルセロナナポリなどで活躍した元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が10代の頃に住んでいた家が博物館になっており、今も多くの人々にとって特別な場所となっているようだ。28日に、イギリス紙『ザ・サン』が報じている。

 マラドーナ氏といえば、1982年に加入したバルセロナや、1984年に移籍したナポリでの活躍を覚えているサッカーファンも多い。だが、“サッカーの神様”の源流は、少年チームから在籍していたアルヘンティノス・ジュニアーズや、才能を開花させたボカ・ジュニアーズ在籍時などのアルゼンチン時代にある。

 1986 FIFAワールドカップ メキシコでアルゼンチンを優勝に導き、ナポリでスクデットを獲得し、世界的なスーパースターになる前の“エル・ディエゴ”は、アルゼンチンのブエノスアイレスにある2階建ての家に住んでいたことがある。1978年、アルヘンティノス・ジュニアーズに在籍していたマラドーナ氏は、最初の契約交渉の一環として自身と家族のために物件を与えられたという。

 この家は、1981年にマラドーナ氏がボカ・ジュニアーズに移籍した後に別の女性が住んでいたが、マラドーナ氏の記念品を収集しているアルヘンティノス・ジュニアーズの元監督であるアルベルト・ペレス氏が、2008年にこの女性から82,000ポンド(約1,100万円)で家を購入。そして、2016年にはこの家を博物館として開放し、現在も多くの人が若かりし頃のマラドーナ氏が生活した家を見にやってくるようだ。

「ここにはおそらく、彼の人生の中で最もロマンチックな部分が詰め込まれている。あれは最高の時間だった」と、ペレス氏は昔を懐かしむ。

「我々は、ディエゴをアルヘンティノス・ジュニアーズで育てたんだ。彼がクラブとこの地域にとって何を意味する存在だったかを、忘れることはできないね」

 アルゼンチンを訪れる機会があれば、“神の家”を拝みに行ってみるのもいいだろう。

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