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延長戦の死闘の末…南米王者はリーベル・プレート! 数的不利のボカ敗れる

2018.12.10

 9日にスペインのサンティアゴ・ベルナベウで行われたコパ・リベルタドーレス決勝第2戦は、90分で決着つかず延長戦へ。そして120分を超える激闘の末、リーベル・プレートが3ー1(2戦合計:5ー3)でボカ・ジュニオルスを下し、南米王者に輝いた。

 ボカ・ジュニオルスリーベル・プレートによる“スーペルクラシコ”が、初めてコパ・リベルタドーレスの決勝で実現。第1戦は2ー2で終わり、第2戦はサポーター同士の衝突や、一部のサポーターの問題行動で延期に延期が重なり、ついに試合はスペインで行われた。

 先制したのはボカ。44分、ダリオ・ベネデットが抜け出すと、GKとの1対1を冷静に制し、均衡を破った。しかし68分、右サイドからの低いクロスにルーカス・プラットがダイレクドで合わせ同点ゴール。試合を振り出しに戻した。

 すると試合は均衡。互いにイエローカードが複数枚提示される荒れた試合になった。それでもスコアは動かず激戦は延長戦へ。そして96分、ボカのウィリマル・バリオスが2枚目のイエローカードをもらい退場。ボカは数的不利で試合を進めることとなった。

 試合の大きな変化に応じ両チームすぐさま最後の交代カードを使用。数的有利になったリーベルは攻めにでた。すると109分、フアン・フェルナンド・キンテロがペナルティエリア右手前から豪快に左足一閃。強烈なシュートがゴール右隅に吸い込まれ、ついにリーベルが勝ち越しに成功した。

 そして延長戦後半アディショナルタイム、ボカは最後の攻めでGKも前線へ。しかしこれを防ぎきったリーベルは、マルティネスが無人のゴールにドリブル。ダメ押し弾で試合を決めた。

 激闘の末、試合は3-1で終了。リーベル・プレートが3年ぶり4度目の南米王者の座に輝いた。

優勝したリーベル・プレート [写真]=Getty Images

トロフィーを掲げるリーベル・プレートの選手たち [写真]=Getty Images

 なお、南米王者のリーベル・プレートは、FIFAクラブワールドカップ2018に出場が決定。1試合目は12月16日で、アフリカ王者のエスペランスと対戦する。

【スコア】
リーベル・プレート 3ー1(2戦合計:5ー3) ボカ・ジュニオルス

【得点者】
0-1 44分 ベネデット(ボカ・ジュニオルス
1-1 68分 プラット(リーベル・プレート
2-1 109分 キンテロ(リーベル・プレート
3ー1 120+2分 マルティネス(リーベル・プレート

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