リーグ優勝を達成したボカ・ジュニアーズ [写真]=Getty Images
6月20〜22日に行われたアルゼンチン1部リーグの2016-17 第29節。首都ブエノスアイレスで行われたサン・ロレンソ対バンフィエールは、サン・ロレンソが接戦を制した。そしてこの結果を以て、ボカ・ジュニアーズのリーグ優勝が決定した。
勝ち点3を得て首位ボカにプレッシャーをかけたいバンフィエールは、5分に左サイドのフリーキックからセカンドボールをゴンサーロ・ベッティーニが右足ボレーで合わせるも、シュートは枠を捕らえられず。その後もバンフィエールは前がかりに攻めたが、先制点を奪えずにハーフタイムを迎えた。
均衡が破れたのは、0-0で折り返した後半。エセキエル・セルッティのドリブルからボールを左サイドへ移したサン・ロレンソは、パラグアイ代表DFネストル・オルティゴーサが最終ラインの裏を狙ってボールを軽く浮かせると、タイミング良く抜け出したフェルナンド・ベルッチがキーパーの目前で右足を上げてループシュートを決めた。
サン・ロレンソには終了直前にも追加点を奪うチャンスがあったが、ネストル・オルティゴーサが蹴ったPKはキーパーの逆を突きながらも枠を捕らえられず。オルティゴーサは頭を抱えて悔しがったが、サン・ロレンソはホームで結果を出したことによって、ボカのリーグ優勝をお膳立てする形となった。
バンフィエールは次の最終節で勝ったとしても勝ち点は57で、すでに勝ち点が59ある首位ボカを逆転できる可能性が消滅。ボカは2試合を残して30チーム越年制1シーズンの初代王者となり、18年のリベルタドーレス出場権を獲得した。
1931年から長い歴史を有するアルゼンチン国内のトップリーグは、1990-91シーズンから20チームによる前後期2ステージ制が施行されて24年間定着していたが、2015年にチーム数が30に増やされて通年制1シーズン制に移行。そして今シーズンより欧州の主要リーグと並行する越年制(8月開幕〜6月閉幕)で、30チーム1シーズンのレギュレーションへと変更された。なお、通年制の30チーム1シーズンであった2015年もボカが優勝していて、ボカのリーグ制覇は2年ぶり。
¡#BOCA CAMPEÓN!
¡SOMOS CAMPEONES OTRA VEZ!#VAMOSBOCA pic.twitter.com/Biz9z34EDT
— 🏆 Boca Jrs. Oficial (@BocaJrsOficial) June 20, 2017
(記事提供/Cartao Amarelo)